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プレジールヴィラ市川(千葉県市川市)の介護福祉士さん - 発見!この街のカイゴー仮面 |介護21


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私、編集部のエリリンが、施設の取材中に出会った魅力的なスタッフさんの働き方や考え方をご紹介して、勝手に「カイゴー仮面」に認定しちゃうコーナーです。介護の仕事に携わる方、介護の仕事に興味を持っている方にお届けします♪
2018-03-09|プレジールヴィラ市川(千葉県市川市) 介護福祉士

今回は、入居者様とのコミュニケーションを大切にする介護福祉士さんです。

まえがき

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さてさて、今回取材に伺ったのは、千葉県市川市にある有料老人ホーム「プレジールヴィラ市川」さん。こちらでは、「入居者様=お客様」という施設方針のもと、ワンランク上の介護サービスに取り組んでいます。スタッフへの接遇教育も徹底し、「ホスピタリティ精神」を大切にしているんだとか。

取材中に、入居者様とのコミュニケーションを楽しんでいるスタッフさんを発見しました。お名前は彦田さんで、キャリア1年目とのこと。

ちょこっとインタビュー

お話を伺っていると、「働き始めた頃は、入居者様との会話が続かないことが悩みでした。自分は話下手で、お話が上手な先輩方がうらやましくて…」とのお言葉が。

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──でも今は、入居者様との会話がすごく弾んでいますよね?
そうですね。ある入居者様との関わりを通して、会話ってこんな風に展開すればいいんだ!と気付きました。当施設では、入居者様の個室で介護サービスを提供する機会が多いんです。ほとんどの方がお部屋にご自宅にあったものを持ち込んでいて、最初の頃は、入居者様のプライベートにあまり触れないようにしていたのですが、動物のぬいぐるみを飾っている方のお部屋を訪問した際、思わず、「可愛いですね。私、動物が大好きなんです」と、口にしてしまったことがあって…。
──素(す)が出てしまったんですね。
はい。自宅で猫を飼っていることも話すとどんどん会話が広がっていって、その方も動物が好きだと分かり、お会いするたびに私の飼い猫の様子を尋ねてくださるようになりました。職員が自分のプライベートを喋り過ぎるのはよくないと思っていたんですが、そのことがきっかけで、会話の中に私自身の話を織り交ぜると相手の方も自分のことを話してくださる、ということがわかりました。会話の目的は「信頼関係づくり」なので、それ以来、入居者様との会話の際には、親近感を持っていただくために、自分の趣味や経験を話すようにしています。
──なるほど。入居者様と会話をする際、ほかに心がけていることはありますか?
人生の大先輩に対する尊敬の気持ちは、常に忘れないようにしています。あとは、接遇マナーですね。当施設では、接遇教育を徹底していて、挨拶やマナー、丁寧な言葉遣いなどをきちんと学んでいます。入居者様と距離を縮めたいからといって、馴れ馴れしい対応をしては不信感を抱かれてしまいますからね。当施設の方針は「入居者様=お客様」なので、適切な距離感を保ちつつ、入居者様の気持ちに寄り沿ったコミュニケーションを心がけています。
──会話術と接遇マナーは、働く上で重要な要素ですね。
ええ。そして最近は、無理に会話を繋げなくても、スタッフの態度から思いやりが伝われば、信頼関係は築けることもわかってきました。働き始めたばかりの頃は、入居者様が無言だと焦ってしまい、話題を考えることに必死でしたが、そういう会話ってぎこちなくなってしまって…。外の景色を一緒に眺めたり、体調が悪い時に手を握っていたりするだけで、自然と信頼は生まれるんです。

【インタビュー後記】 勝手に認定!

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彦田さんのお話を聞いて、接遇マナーの重要性を感じました。美しい身だしなみ、丁寧な言葉遣い、笑顔で挨拶などは、基本中の基本。そして、接遇力の向上とともに、質の高い会話術も身に付くもののようです。親しみを感じていただく会話と相手を思いやる行動で、入居者様に寄り沿ったコミュニケーションを実践している彦田さん。素敵でした。

というわけで、私エリリンが、勝手に「カイゴー仮面」に認定! 彦田さん、これからの活躍に大いに期待しています。エリリンでした!