【医療法人社団 協友会 リハビリケア船橋】Webで施設見学

稼働率の高い老健で「在宅復帰支援」に取り組めると、豊かな経験が積めて、スキルアップできそうですよね。上尾中央医科グループ（AMG）の「リハビリケア船橋」は、「船橋駅」から徒歩圏内の都市型老健。開放感あふれるリハビリ環境が自慢で、介護スタッフも積極的に生活リハビリに取り組んでいるとのこと。さっそく見学に行って、その実態を調査してきます！

JR、京成線、東武アーバンパークラインの3路線が利用できる「船橋駅」周辺は、さまざまな商業施設や飲食店が建ち並ぶ便利なエリア。「リハビリケア船橋」へのアクセスは、駅から徒歩5分とあっという間です。玄関では、認知症専門棟で働く介護福祉士さんが笑顔で迎えてくれました。「ようこそ！今日は当施設の魅力をたっぷりご紹介しますね。入口は併設の有料老人ホームと老健で分かれているのでお間違いなく」。

玄関を入ってすぐの1階フロアには、リハビリ室とデイケアスペースが広がっています。扉や仕切りがないせいか、開放感にあふれた空間ですね。「ええ。リハビリに、いつでも自由に、自主的に取り組んでいただけるよう、あえて扉や仕切りを設けていません。リハビリ室を常に開放しているので、自然とリハビリ習慣が身に付く利用者様が多いんですよ」。スタッフの目も行き届きやすく、情報共有の面でも役立っているとのこと。

入所フロアへ上がると、エレベーターを降りたすぐのところに、スタッフステーションのカウンターが設置されていました。このレイアウト、とても良いですね。「ありがとうございます。面会に訪れるご家族を温かくお迎えするため、このつくりになっています。ご家族とカウンター越しに気軽な会話ができますし、防犯対策としての来訪者管理もしやすいです」と、介護福祉士さん。

スタッフステーションを覗くと、多職種カンファレンスが行われていました。「当施設では、『多職種によるチームケア』を推進するため、定期的にさまざまな職種が集まって意見交換を行っています。職種の壁を作らないためには、お互いを知ってコミュニケーションを深めることが大切ですから、食事会もよく開催しているんですよ」。

つづいて、岡田看護部長さんに施設目標について伺いました。「当施設は開設以来、さまざまな要件をクリアして老健として最高ランクの『超強化型』の認定を受けているので、今後もスタッフのモチベーションを高めながら認定を維持していきたいです。在宅復帰支援はもちろん、退所後の在宅サポート充実や看取りケアにも取り組み、地域の多様な介護ニーズに応えられる施設を目指しています」と、看護部長さん。

廊下に、多職種の皆さんが集まってくれました。どんな年齢・キャリアの仲間が活躍していますか？「スタッフの年齢層は20代～50代と幅広く、新人・中堅・ベテランが偏りなく活躍しています。最近は、子育て中のママさんが増えているため、残業の削減や有休消化の促進など、ワークライフバランスを重視した職場づくりが行われています」と、皆さん。お子さんが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務を選ぶこともできるとのこと。

お次は、浴室を案内していただきました。「浴槽は、お身体の状態に合わせて選べるように、一般浴槽・介護浴槽・機械浴槽の3タイプを用意しています。脱衣室は1つですが、カーテンで仕切ってプライバシーに配慮しているので、ご自宅と同じようにリラックスしていただけるんですよ」。十分な広さがあり、介護する側の動線がしっかりと確保されています。

特別に、利用者様のお花見イベントの様子を見学させていただきました。施設のお隣を流れる海老川沿いは、春になると桜が満開になり、市内有数のお花見スポットなのだそうです。外出イベントはよく開催していますか？「以前はよく開催していましたが、最近は新型コロナの影響で控えていました。でも、やっと感染状況が落ち着いてきたので、少しずつ再開し始めたところなんですよ」と、皆さん。

4階に併設された「介護付き有料老人ホーム きゃろっと」へ。こちらのスタッフとは交流がありますか？「委員会や勉強会は共同で取り組むことが多いですし、介護スタッフと看護師の配属先は、一般棟、認知症専門棟、通所リハビリ、有料老人ホームの4つあり、リハビリスタッフは訪問リハビリもあるので5つあり、定期的に部署異動を行い、職場内で幅広い経験が積めるようにしています。私も以前こちらの配属でした」。

4階のベランダから外を見ると、すぐ目の前に線路が！これだけ近いと、電車の音が気になりませんか？「二重窓になっているので、音は全く気になりません。でも、本当に至近距離を電車が通るので、かなり迫力のある通過シーンを楽しめちゃいます。鉄道ファンの方にはオススメです（笑）」と、介護福祉士さん。空が広くて、気持ちいいですね。

最後は、お気に入りの「職員食堂」を案内していただきました。「新型コロナの感染対策として、最近は昼食を配属フロアの休憩室で食べることが多いのですが、そろそろ多職種が集まる職員食堂が復活するといいなと思っています。食堂でのランチをきっかけに、他部署のスタッフとも仲良くなれるので、部署を超えた人間関係が構築しやすいんですよ」。魅力的な福利厚生ですね。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。立地に恵まれた老健、いかがでしたか？

リハビリテーション環境がとても充実していて、老健本来の役割である「在宅復帰支援」はもちろん、通所リハビリや訪問リハビリによって、入所前の介護予防や、退所後の在宅支援にも取り組んでいました。便利な「船橋駅」から徒歩5分という立地であることもあり、利用の希望だけでなく、求人の応募数も多いそうで、施設全体に活気がありましたよ。

――見学中、印象に残ったことはありますか？

上尾中央医科グループ（AMG）は、教育サポートやキャリア支援制度が充実していて、介護スタッフの約8割が介護福祉士の資格を持っているとのことでした（2024年2月）。新卒者や異業種からの転職者も積極的に受け入れ、働きながらの資格取得も応援しているそうで、自分次第で成長が目指せる職場だなと感じました。

――では、ここはちょっと、というところは？

新人さんにしっかり現場教育を行える人材を増やしていくことが課題だそうです。集合教育に関しては、AMG共通の介護職の「キャリアパス」に沿った研修が開催されていますし、本部研修なども充実しているので、とても手厚いと思います。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

療養室の窓から、間近で電車の通過を見ることができたのですが、二重窓のおかげで本当に音は気になりませんでした。「船橋駅」は電車の本数が多く、人通りも多いので、落ち着いた療養環境のイメージがわきませんでしたが、施設内はとても静かでくつろげる空間でした。