【社会福祉法人 星風会 ステラ千住ふたば保育園】Webで施設見学

保育士の意見やアイディアを園長に伝えやすい職場は、風通しの良い人間関係が築かれていて働きやすそうですよね。「社会福祉法人 星風会」が運営する「ステラ千住ふたば保育園」では、園長と保育士のコミュニケーションが活発で、保育士一人ひとりのアイディアを保育に活かせる職場とのこと。2019年開園なのでハード面も新しく、子どもたちがのびのび遊べる環境が整っているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます！

「ステラふたば千住保育園」があるのは、「北千住駅」徒歩約8分の好立地。周辺には大学のキャンパスや商店街が広がり、活気あるエリアです。玄関で迎えてくれたのは、佐々木園長。「ようこそ！当園では、園児の安心・安全への配慮と職員の負担軽減を目指して、保育や遊びの導線に配慮した空間設計を実現し、休憩室や更衣室などの職員用設備を充実させています。今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。

下駄箱の上に、車のイラストの職員紹介ポスターを発見。どんな保育士が活躍していますか？「パートを含めて約24名の保育士が在籍し（2022年2月）、20代から60代まで幅広い年齢・キャリアの仲間がいます。2019年の開園時には、新規の採用者だけでなく、グループの他の保育園から認可保育園でのキャリアを積むために異動してきた方も集まりました」。星風会では、認可・認証・小規模保育園など10園を運営しているそうです。

つづいて、園児の意欲・想像力を育むための「7つの取り組み」を紹介していただきました。星風会では会としての保育方針を掲げていますが、各園の独自性も尊重していて、こちらはオリジナルだそうです「最も重視する愛着形成をはじめ、読書・音楽・遊び・食育・運動・英語と7つの活動を推進しています。英語と運動は特別保育で外部講師に依頼し、他は当園の保育士が外部研修で学んだ専門性を活かして対応しています」。

2Fには、共有スペースとして「絵本コーナー」が設置されています。「私は絵本が大好きなので、園児たちにも読んで欲しいお気に入りの絵本をたくさん並べています。当園は、保護者の方にとっての『育児のパートナー』として関わっていく方針なので、コロナが収束したら絵本の貸し出しも計画しているんです」。保育士の皆さんがおっしゃるには、読み聞かせで園長の癒しの声を聞くと、たちまちリラックスしてしまうんだとか。

お次は、保育室の様子を見学させていただきました。「定員は90名で年齢別保育ですが、1歳と2歳のお部屋と、3歳と4歳のお部屋の仕切りを開けて広く使うこともできるので便利です。保育士としての経験やスキルを高めていけるようにクラス異動は行っていて、年度末の個人面談で希望やキャリア目標を確認し、なるべく意向に沿えるように努めています」。

保育室の一角で、新人保育士さんへの指導が行われていました。「入職後は、新人さんのキャリアに合わせたOJTを行い、職場全体で成長をサポートしています。園内研修委員会を結成しているため、新人研修はもちろん、定期的にさまざまなテーマの研修を開催しており、個々が興味のある外部研修にも積極的な参加を促しています」。業務貢献につながる外部研修は研修費・交通費を法人が負担するそうです。

3Fには、舞台やピアノが設置されたホールがあり、園児たちがレクリエーションを行っていました。「園庭はあまり広くありませんが、こちらのホールでは天候に左右されず思いっきり身体を動かして遊べます。当園では『運動遊びプロジェクト』として、楽しく身体を動かす中でいろいろな力を養う環境を整えていて、スタッフから新しい運動遊びの提案も受け付けているんです」。もうすぐリトミックを導入予定とのこと。

ホールのお隣には、開放的な人工芝のテラスが完備されていました。「ここなら裸足でも安全に遊べますし、可動式の紫外線除けを備え、外部から見えない仕様にしているため、夏にはプールを設置しています。また、子どもたちに『みんなで食べるごはんの楽しさ』を味わって欲しいので、ランチタイムの利用もOKにしているんです。保育士にはどんどんテラスを利用してお昼ご飯を食べてね！と伝えているんですよ」と、園長。

お次は、厨房で給食を紹介していただきました。「普段の食事はもちろん、季節にちなんだ行事食もおいしくて大人気です。保育士は昼食は園児と一緒に食べますが、バックヤードに休憩室を設け、現場を離れて休む時間も大切にしています。保育士が疲れていては質の高い保育を提供できませんから、適正な労働時間を守り、しっかり休憩・休日が取れる職場を目指しています」。休日の希望はほぼ100％通し、有休も積極的に取得できるそうです。

廊下の壁には、たくさんの行事写真が掲示されています。「当園では、年間を通してさまざまな行事を開催しています。定員90名なので全園児対象の行事はすごく盛り上がります。コロナが収束したら、地域の学校・介護施設・商店街・保健所とのコラボレーション行事なども充実させたいと考えているんですよ」。行事の準備は勤務時間内に行えるように配慮していて、残業はほとんど発生していないんだとか。

最後は、福利厚生の「借り上げ住宅制度」を利用する保育士さんに集まっていただきました。どんな制度なんですか？「足立区内の賃貸物件に自己負担ゼロ（上限8万円）で暮らせる制度です。対象は独身者と世帯主で、物件は自由に選ぶことができます。北千住駅周辺は家賃相場が高めですが、一つか二つお隣の駅なら駅近で8万円以内の物件が見つかりますよ」と、皆さん。とっても魅力的な福利厚生ですね！今日はありがとうございました。

――おつかれさまでした。意見やアイディアを発信しやすい保育園、いかがでしたか？

園長がとても柔軟で、型にはまらずどんどん挑戦しよう！という方針なので、スタッフが意見やアイディアを伝えやすいというのも納得でした。運営する星風会は自由度が高い社風で、各園の裁量権が大きいため、園長の方針やカラーが出やすいそうです。佐々木園長はチャレンジ精神旺盛な方なので、アイディアをカタチにする機会に恵まれていて、積極的に新しい挑戦がしたい方にとっては魅力的な職場だと思います。

――働きやすさはどうでしたか？

スタッフの健康や私生活の充実を大事にしていて、とても働きやすい環境が整っています。残業はほとんどなく、休みの希望も通りやすいそうで、小さなお子さんを持つママさん保育士も複数名活躍していました。お子さんの行事に合わせたお休みや、急な体調不良による勤務変更にも理解があるそうです。

――では、ここはちょっと、というところは？

スウェーデン産の遊具が設置された園庭はとても素敵でしたが、スペースは少し狭かったです。ただ、走り回れる広さの舞台付きホールや、日焼けを気にせず裸足で遊べる開放的なテラスもあり、園児たちがのびのび遊べる環境は整っていました。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

現在はコロナ対策で地域交流を控えているそうですが、商店街の皆さんは仮装をした子どもたちが訪れるハロウィンを楽しみにしていて、お菓子をたくさん用意しているんだとか。園には「コロナでイベントが中止でも、お菓子だけでもどうぞ」という連絡が来たそうで、ご厚意にあずかってみんなで美味しくいただいたそうです。

園長
インタビュー