社会福祉法人 栄光会

あきつやまゆり保育園

interview

園長インタビュー

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社会福祉法人 栄光会

あきつやまゆり保育園

園長インタビュー

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園長の、保育や仕事に対する“想い”が聞けるコンテンツです。

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保育士の笑顔が溢れる職場を創ることが、
保育の質を向上させる一番の近道。

Profile

園長/鈴木 亮右
学生時代に「子どもの福祉」に興味を持ち、ソーシャルワーカーの道を志す。1995年に「社会福祉法人 栄光会」に入職。高齢者福祉事業分野のソーシャルワーカーとして、在宅介護支援センターに4年、居宅介護支援事業所に6年、地域包括支援センターに1年、特別養護老人ホームに14年と、多彩なグループ施設での勤務を経験する中で、総務・人事・労務・管理業務にも携わる。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネージャーなどの資格を有し、法人内研修の講師実績も豊富。2021年に「あきつやまゆり保育園」の園長に着任。

これまでの歩み

栄光会の高齢者福祉事業分野で長く活躍されていたそうですね。

そうなんです。2021年に当園の園長になるまでの25年間は、法人内のいろいろな高齢者福祉施設のソーシャルワーカーとして勤務してきました。

当法人(栄光会)について少しご説明しますと、スタートは高齢者福祉事業で、介護保険制度が施行(2000年)される以前から、地域の高齢者福祉を支えていくために、特別養護老人ホーム・デイサービス・訪問介護事業所などを所沢で運営していて、令和4年度現在では、埼玉県内(さいたま市、川口市、川口市、坂戸市坂戸市)にて5カ所の特別養護老人ホームを運営しています。保育事業に参入したのは2012年で、所沢市小手指に「やまゆり保育園」を開設し、2016年に当「あきつやまゆり保育園」、2021年に駅チカ保育所「Nicot所沢」を開設しています。

3園とも所沢市内なのですね。

はい。地域密着型の事業展開を進めているため、3園すべてが所沢市の認可保育園です。

気軽に行き来できる距離にあり、そのメリットは大きくて、全体会議で情報共有をしたり、保育士のヘルプ体制構築や人事異動を行ったり、日々連携しています。ただ、私のように高齢者福祉事業分野からの異動は稀で、園長就任は本当に嬉しい奇跡なんです(笑)。

嬉しい奇跡とは?

私は昔から子どもが好きで、学生時代は「困っている子どもを助けたい」という想いから、福祉の勉強をして児童養護施設への就職を考えていたんです。ただ、貧困や虐待、親との死別・離別など、施設に入所する子どもたちが抱える問題はとても複雑で、社会に出てすぐの未熟な私には難しいように感じて諦めてしまいました。

だから、園長就任のお話をいただいた際は、職務の重大さに身が引き締まる想いがしたと同時に、夢だった子どもと関わる仕事に就けたことに不思議な縁を感じ、とても嬉しかったんです。

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保育についての考え方

どんなことを大切にする保育方針ですか。

「人を大切にする心・人にやさしくする心を育てる」が、法人全体の保育目標です。その目標を実現するために、園長として、子どもたちの感性・創造性・自主性・社会性などを豊かにしていけるような関わりを持ちたいと考えています。

ただ、私は保育現場の経験が少ないですから、園独自の方針・目標に関しては主任・副主任の意見を尊重し、しっかり協議した上で決定しています。私は他分野でのソーシャルワーク・労務・総務経験が長いので、客観的な視点で物事を見ることでメンバーの役に立てたらいいなと思っています。

具体的にはどのようなことですか。

例えば、保育業界では常識とされていても世の中の常識とずれていることがあれば、それをきちんと修正し、現代社会やこれからの時代に求められる保育園像に導くことですね。

そのために、新しい提案は積極的に取り入れるようにしていて、毎月行う職員会議では、保育士から「こうしていきたい」「あれを取り入れたい」といった意見を出してもらい、どうすれば実現できるのか・取り入れるためにはどうしたら良いのかを全体で話し合っています。

普段の保育の中で、力を入れていることは何ですか。

子どもたちが多くの経験を積める環境づくりに力を入れていて、体操・音楽・水泳・英語などの外部講師を招いています。子どもたちが自分の意思で何かを選んで行くときに、選択肢をたくさん知っていることは重要だと思うんです。

保育士にも自身の得意分野を活かした活動を取り入れて欲しいとお願いしています。学生時代に音楽部だった保育士は、ギターを弾きながら子ども達と歌ったり、某アイドルグループの大ファンの保育士は、そのグループの音楽を流して子ども達と踊ったり、保育士自身がいきいきとやりがいを持って楽しく働けるような取り組みを大事にしています。

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職員への思い

スキルアップ支援に力を注いでいると聞きました。

職員会議ごとにテーマを決めて研修を開催しているほか、新聞などのメディアで保育に関する記事を見つけると、夕礼などで共有しています。また、外部研修にも積極的な参加を促し、2021年度は8名がキャリアアップ研修を受講しました。

過去には障害のあるお子さんを受け入れるにあたり、担当保育士が、関わり方や保護者との連携の仕方などを外部に学びに行ったこともありました。

働きやすさへの取り組みはどうですか。

業務効率向上のために、保育業務のICT化を進めているので、残業が発生するのは行事の前くらいです。一般職の残業時間の月平均は4~5時間で、クラス担任や管理職はプラス2~3時間程度でしょうか。

希望休も通りやすく、有休消化率も高いため、結婚・出産後も定着する保育士が増えています。産休・育休から復帰後は時短勤務やパート勤務も選べるため、実働6時間の時短勤務でクラス担任をしているママさん保育士も活躍しています。

メッセージをお願いします。

父親として子育てに向き合ってきた保護者の立場からすると、「保育士がいつも笑顔で、しっかり子どもと向き合ってくれる園を選びたい」というのが一番の本音です。私が当園を最初に訪れた時、保育士の笑顔の裏にある努力や苦労を知って、「保育の仕事ってこんなに大変なのか」と驚きました。

保育園本来の目的である「子どもたちが安心して楽しく過ごせる場」をつくるには、保育士が安心して働ける場」をつくることが一番の近道だと感じているので、労働環境を見直し、保育士と子どもたちが一緒に成長していけるような園を目指していきたいと思っています。

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プライベートの過ごし方

スポーツを楽しんでいます。

学生時代は野球部に所属していました。身体を動かすのが好きなので、休日は基本的にスポーツを楽しんでいます。最近は、ランニングとロードバイクにはまっていて、フルマラソンやトレイルランの大会にも出場しています。

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