【医療法人社団 愛友会 ケアセンター習志野】Webで施設見学

介護施設の規模によって、職場の雰囲気は変わってきます。在宅復帰支援はもちろん、認知症対応、看取りケアなど、多くの経験を積みたい方には大規模な施設がおすすめです。AMG（上尾中央医科グループ）の「ケアセンター習志野」は、入所定員200名、通所定員1日100名の地域最大級の規模を誇る老健。職種を超えたチームワークが自慢で、スタッフ同士の絆がとても強いのだとか。さっそく見学に行って、働く魅力を見てきます。

「ケアセンター習志野」へのアクセスは、「新習志野駅」から徒歩約10分。敷地内には緑が多く、玄関前には施設のシンボルであるヤシの木が存在感を放っています。玄関で迎えてくれたのは、新卒入職2年目の介護福祉士さんお2人。「ようこそ！大規模な老健なので敷地面積も広く、屋外リハビリのための歩行訓練コースや、季節の野菜を育てる畑などもあるんです。今日は自慢の職場を紹介させてくださいね」。

施設内には、関連施設の訪問看護ステーションが併設されていました。「退所後も切れ目ないケアを提供するために、施設内に訪問看護ステーションと居宅介護支援事業所を併設し、必要に応じて老健の職員と連携しています。当施設では、AMGのネットワークを活かして、医療依存度が高い方も積極的に受け入れているため、一番近くの『津田沼中央総合病院』を協力病院として提携し、利用者様の入院治療なども依頼しているんです」。

つづいて、広いスペースが確保された通所リハビリフロアへ。活気があって賑やかな雰囲気ですね。「そうなんです。当施設を退所された方もこちらでリハビリの継続を希望される方が多いため、毎日90名近く利用されています。地域密着型の老健として、利用者様との長いお付き合いを大切にしていて、継続的な支援ができるように入所と通所のスタッフの情報共有もしっかり行っています」。

お次は、最新機器を見せていただきました。「こちらはコミュニケーションロボット『LOVOT（らぼっと）』で、名前は『はっさく』と言います。通所フロアを歩き回っているので、利用者様はもちろん、スタッフも癒されているんですよ。また、離れたスタッフ同士が会話できる『ワイヤレスインカム』も導入しているので、広々とした通所フロアでもスムーズに連携を取ることができます」。

入所フロアに伺い、看護部長にお会いしました。介護部門にはどんなスタッフが活躍していますか？「介護職の年齢層は20～70代と幅広く、新人・中堅・ベテラン層がバランス良く在籍しています。教育サポートが整っているので、新卒者や介護の仕事に初めて挑戦する社会人の方の入職も多く、その後も長く定着しながらスキルアップしています」と、看護部長。職員定着率がとても高いとのことです。

お次は居室へ。「当施設は、全ベッドに『眠りスキャン』を導入しています。利用者様の心拍数・呼吸数・睡眠状態をこちらのタブレットから確認できるので、業務負担の軽減につながっているんです。また、起き上がりや離床を検知して通知する『離床キャッチ』も複数台取り入れていて、特に見守りが必要な方に使用しています。こちらもステーションから通知を確認できますよ」。

介護助手さんを紹介していただきました。どんな役割を担う職種ですか？「介護職が利用者様のケアに専念できるように、リネン交換や清掃などの環境整備を担っています。利用者様の中には、医療依存度の高い方、認知症が重度な方、看取りを希望される方もいらっしゃるため、介護職はしっかりと向き合える時間が必要なんです」。介護助手は、各フロアに2～3名ずつ配置しているんだとか。

スタッフステーションを覗くと、週に1度のケアプラン会議が開催されていました。「入所フロアは、3つの一般棟フロアと、認知症専門棟フロアに分かれていて、介護スタッフはもちろん、ケアマネジャー・看護師・リハビリスタッフも、フロア担当制にしています。ケアプラン会議では、多職種で構成されたフロアメンバーが集まり、それぞれの視点から意見を出し合って、支援計画を見直しています」。

つづいて、子育て中のスタッフさん達にお会いしました。子育てとの両立は順調ですか？「はい。休暇制度が充実していて、シフトの希望も通りやすいので、子どもとの時間も大切にできています。子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務もできるなど、子育てサポートが整っているので、産休・育休後の復帰率はほぼ100％なんですよ」。男性スタッフの育休取得実績も増えているそうです。

新人さんへの教育体制はどうですか？「入職後は、新卒者も中途入職者も全フロアのローテーション後に配属先の希望が出せるため、興味のある介護に取り組める環境があります。配属部署では、こんなふうにプリセプターの先輩による1対1のOJTを行っていますし、施設内研修も毎月あり、AMGの本部研修や外部研修にも積極的な参加を促しているんですよ」。資格取得も推進し、介護職の8割以上が介護福祉士資格を有しているとのこと。

最後は、多職種のみなさんが集まってくれました。働く魅力を教えてください。「職員配置が手厚いので、残業があまり発生せず、シフト希望が通りやすいのが大きな魅力です。また、利用定員が多いため、要介護度が軽度な方から重度な方まで幅広い利用者様と関わる中で、専門職としてのスキルアップを目指すことができます」と、みなさん。働きやすさもやりがいも整った職場なんですね。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。チームワークが自慢の大規模な老健、いかがでしたか？

大規模なだけでなく、多機能なサービス体制を築き、在宅復帰支援・通所リハビリ・認知症ケア・看取りケアなど、幅広い介護経験を積むことができる環境が整っていました。スタッフ数も多いので、どのフロアも賑やかで活気があり、スタッフの皆さんの明るい声と笑顔が飛び交っていました。

――印象に残った取り組みはありますか？

スタッフが安心して働き続けられるように、悩みごとなどをすぐに相談できる場所として「ヒーリングルーム」を設立したとのこと。相談したいときは「ヒーリングルーム」を予約すれば、所属長がすぐに面談を行うとのことで、すてきな取り組みだなと感じました。

――では、ここはちょっと、という点は？

保育室がないということでしょうか。しかし、子育てに理解のある職場ですし、多様な働き方も用意されているので、保育室が無くても子育てと両立しやすいと思います。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします

子育てサポートの時短勤務は、9時～16時・9時半～16時半・8時半～15時半など、ライフスタイルに合わせた時間帯を選ぶことができるそうです。

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