

医療法人 五葉会
ハピネス五葉
( 介護老人保健施設 )


介護の仕事に携わる上で、接遇の大切さを実感している方は多いはず。利用者様と接する際、選ぶ言葉一つで印象は変わるものですよね。兵庫県姫路市にある老健「ハピネス五葉(いつは)」では、開設当初から接遇教育に力を注いでいるとのこと。接遇マナーの向上によって、利用者様とも働く仲間とも信頼関係が深まり、誰もが気持ち良く働ける環境が実現しているらしいので、さっそく見学に行ってチェックしてきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 兵庫県姫路市/姫路駅
- 定 員
- 入所77名、通所リハ36名

玄関
「ハピネス五葉」へのアクセスは、県内屈指の駅舎を誇る「姫路駅」から徒歩8分の便利な立地。地元の人々に愛され続ける「西二階町商店街」のアーケード内に玄関があり、建物は8階建てとなっています。玄関で迎えてくれたのは。入職1年目の介護福祉士さん。「ようこそ!今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。


ロビー
玄関を入ってロビーに進むと、「居宅介護支援事所いつは」が併設されていました。「当施設では居宅のケアマネージャーとも連携を図り、退所後も継続的な支援を実現しています。居宅介護支援事業所の他にも、近隣には多様な関連施設があり、特に徒歩1分の場所にある『城南病院』とは密な連携体制を築いています」。城南病院には、利用者様の日常的な検査・受診はもちろん、急変時なども24時間迅速に対応してもらえるとのこと。


ロビー
つづいて、多職種で取り組む接遇研修の様子を見せていただきました。接遇にとても力を注いでいるそうですね。「ええ、介護現場では思いやりのある行動・声かけが何よりも大切ですから、全職員が業務開始前に15分程度の接遇研修を受講しています。『笑顔』や『姿勢』など、接遇委員会が中心となって週ごとのテーマを決め、みんなでホスピタリティ溢れる対応を学び合っているんです」と、皆さん。それは素晴らしい!


入所フロア
お次は、入所フロアを案内していただきました。「入所フロアは2F~5Fにあり、すべての介護職がすべての利用者様を把握し、臨機応変な対応が取れるように、シフト制で担当フロアを毎日変えています。認知症対応フロアや要介護度の高い方が中心のフロアもあり、さまざまな介護経験を積みながらスキルアップできる環境です」と、介護福祉士さん。


デイルーム
入所フロアのデイルームで、利用者様対応を見学させていただきました。「接遇力の向上が、利用者様やご家族との円滑なコミュニケーションにつながっています。接遇研修では、利用者様を長くお待たせてしてしまった際の対応など、現場でよく起こるシチュエーションを想定したロールプレイングもあり、経験豊富な先輩の対応から学ぶことがたくさんあります」と、介護福祉士さん。


廊下
お次は、多職種の皆さんが集まってくれました。「接遇意識の徹底によりスタッフ同士でも笑顔の挨拶が当たり前になっているので、良好な人間関係が築かれ、職種を超えた意見交換・情報共有などもスムーズです。介護長や介護主任など、管理職とも気軽にコミュニケーションを図りやすく、より良い施設づくりに向けた意見や提案などもしやすいですよ」と、皆さん。


スタッフステーション
スタッフステーションで、看護師さんにお会いできました。「当施設には経験豊富な看護師が6名在籍し(2023年6月)、経管栄養などの医療依存度の高い方の受け入れや看取りケアにも対応しています。看護師は日勤のみの勤務ですが、夜間に利用者様の急変などが起きた際は城南病院に連絡すれば、医師や看護師から的確な指示がもらえるので安心です」と、介護福祉士さん。


居室
居室に行き、新人介護スタッフさんへの指導風景を見学させていただきました。「入職後はサポート役の先輩と一緒に業務にあたる期間を設けていて、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを実施しています。無資格・未経験の方には特にきめ細かい指導を心がけ、働きながら初任者研修→実務者研修→介護福祉士とキャリアアップしていけるように応援しています」。


通所フロア
お次は、7Fの通所リハビリフロアへ。「通所リハビリでも多職種が一丸となり、入浴・食事・排泄介助、個別リハビリ、体調管理、レクリエーションなどのサービスを提供しています。いつまでもその方らしい充実した在宅生活を送っていただけるよう、退所後はこちらの通所リハビリをはじめ、訪問看護、サ高住、デイサービスなど、利用者様に合った在宅サービスをご提案しているんですよ」。


ベランダ
通所リハビリフロアのベランダからは、地域のシンボル「姫路城」が見えました。「周辺は姫路市の中心地で、商業施設や公共機関などが充実していて、通勤はもちろん、お買い物や用事を済ませるにも便利です。当施設はハード面の老朽化に伴い、近い将来に新築移転を計画しているのですが、近隣の土地へ移転予定なので立地環境は大きく変わらないです」と、介護福祉士さん。新築移転計画、楽しみですね。


廊下
最後は、ママさん介護スタッフさんを紹介していただきました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。残業がほとんどなく、希望休も通りやすいので、子どもとの時間も大切にできています。子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択もできますし、委員会や施設内研修なども原則勤務時間内の開催のため無理なく参加できています」と、ママさん。働きやすさも整っているんですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――おつかれさまでした。接遇教育に力を入れる老健、いかがでしたか。
- どのスタッフさんも対応が丁寧で、すれ違うたびに笑顔で挨拶をしてくれて、気持ち良く見学することができました。毎日の接遇研修を習慣化していて、日勤時も夜勤時も、業務開始前には15分ほどの接遇研修があります。接遇委員会が作成した接遇マニュアルなどもあり、新人教育にも活用しているんですよ。
――働きやすさはどうですか?
- チームワークが良く、どの部署も残業はほとんど発生していないので、家庭やプライベートを大切にしたい方にはぴったりの職場です。また、介護スタッフの勤務形態は日勤と夜勤のみで、早番や遅番の業務はないため、生活リズムを整えやすいですよ。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 歴史ある施設なので、レトロな雰囲気のハード面が気になる方もいるかもしれませんが、近い将来には新築移転計画があります。移転予定地はすぐ近くで、城南病院などの関連施設とも距離は離れません。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 働きやすく、居心地の良い職場なので、介護部門には10年以上働くベテランスタッフも多いです。介護主任さんは20年近く勤務していて、無資格・未経験で入職後、働きながら介護福祉士資格を取得した方で、やる気があれば無資格・未経験の方も大歓迎と話してくれました。
介護の知識・技術だけでなく、接遇マナーも磨きたい方
職種間のチームワークの良い職場で、長く活躍したい方