

社会福祉法人 サンフェニックス
ハートテラス中野弥生町
( 複合型介護施設 )


近年、高齢化が進む時代のニーズに応えるため、同じ建物内に関連施設を置く複合型施設が増えているようです。「ハートテラス中野弥生町」は、ユニット型の特養と老健をはじめ、デイケアや居宅介護支援事業所も併設されていて、もうすぐ定期巡回・随時対応型訪問介護看護も開始予定とのこと。2019年開設なので、ハード面がきれいで新しく、快適に働けるらしいので、さっそく見学に行ってチェックしてきます!
- 形 態
- 複合型介護施設
- 所在地
- 東京都中野区/方南町駅
- 定 員
- 特養84名、短期入所12名、老健64名

玄関
東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」は、「新宿駅」へ直通10分の便利な駅。「中野駅」「渋谷駅」「池袋駅」などにも行きやすく、駅周辺はさまざまな商業施設で賑わっています。「ハートテラス中野弥生町」があるのは、駅の2番出口から徒歩約6分の住宅街。玄関では、介護スタッフの樋口さん(写真左)と、山口さん(写真右)が迎えてくれました。今日はよろしくお願いします!


地域交流スペース
玄関を入ると、明るく開放的な地域交流スペースが広がっていました。「当施設は高低差のある敷地に建っていて、玄関を入ったこちらのフロアは3Fなんです。地域交流スペースでは、地域の関連施設の職員を招いた会議や、さまざまな行事で活用しています」と、お2人。建物は6F建てで、1~4Fに特養ユニット、4~6Fに老健ユニットがあるそうです。


デイケア
地域交流スペースを進んでいくと、デイケアにつながっていました。「デイケアの定員は1日30名で、施設内のショートステイを併用される方や、将来は老健や特養への入所を希望している方もいらっしゃいます。当施設は、多様な介護ニーズに応えられる複合型施設として、高齢者が住みやすい街づくりに貢献していて、2021年2月から定期巡回・随時対応型訪問介護看護も開始する予定なんですよ」。


廊下
廊下を歩いていると、亀井施設長にお会いできました。「私は他施設の介護福祉士やケアマネージャーとしての勤務経験が長く、当施設でも入職当初は介護現場で働き、2020年春から施設長に就任しました。オープン2年目の施設なので、まだまだこれから!という部分も多く、これから入職される方にも、積極的に施設づくりに携わって欲しいと考えています」と、施設長。


浴室
つづいて、最新の機械浴槽を完備してる浴室へ。設備がキレイでいいですね!「そうでしょう?利用者様の介護度はさまざまなので、お身体の状況に合わせて浴槽を選べるように、機械浴槽、チェアー浴槽、個浴槽の3つを用意しています。個浴の入浴介助は1対1で行いますが、機械浴とチェアー浴の入浴介助はスタッフ2名体制で行い、安全で快適な入浴をサポートしているんです」。


老健ユニット
お次は、老健ユニットにやってきました。「各ユニットの名前は、いろいろな花の名前が付けられていて、こちらのユニットは『ひまわり』という名前にちなんで、ひまわりの花を玄関に飾っています。ユニットの玄関は、配属されたスタッフたちが自由に装飾できるので、ユニット費からインテリアグッズを購入し、家庭的な温かさを感じる玄関を演出しているんです」と、お2人。素敵ですね~!


会議室
会議室を覗くと、ユニットリーダー会議が行われていました。「ユニットリーダーは経験豊富なベテランばかりで、外部施設でのユニットリーダー研修を受講したスタッフもいます。こんなふうに、各ユニットの情報の共有や意見交換の場を定期的に設け、他のユニットの良い取り組みを自分のユニットにも積極的に取り入れながら、サービスの質の向上を目指しているんです」と、お2人。


特養ユニット
つづいて、特養ユニットへ。「各ユニットのフロア設計はほとんど同じで、1つのフロアに東と西の2ユニットを設置し、協力ユニットとしてスタッフ同士が助け合って働いています。人手が足りない時は、気軽に協力ユニットを頼れるので心強いです」。施設全体のユニット数は、特養が8つ、老健が6つで、それぞれのユニットの定員は10名前後とのこと。


特養ユニット
お2人は、ユニットケアの経験がありましたか?「いいえ、未経験で入職しました。最初は少し不安でしたが、ユニットケアの基本が学べる新人研修が用意されていましたし、現場配属後も丁寧なOJTを受けられたので安心でした。当法人には『資格取得支援制度』が整っているので、介護の仕事自体が初めてという方も珍しくなく、働きながら実務者研修を受講し、介護福祉士の資格取得に挑戦できるんです」。


特養ユニット
新人さんへのOJTは、こんなふうにマンツーマンで行っているそうです。「ユニットリーダーなどの経験豊富な先輩が指導係として付き、新人さんのキャリアに合わせて指導期間を設定しています。在籍する介護スタッフの約半数は、介護福祉士資格を取得している中堅・ベテラン層なので、質問・相談などをしても的確なアドバイスがもらえると思います」と、お2人。


玄関ロビー
最後は、玄関ロビーで介護スタッフの皆さんが見送ってくれました。働きやすさはどうですか?「残業が少なく、シフトの希望も通りやすい職場なので、すごく働きやすいです。介護部門には家庭を持つスタッフが多く、仕事と子育ての両立にも理解があるので、小さなお子さんを持つ方や、近い将来に結婚・出産を考えている方なども安心して応募して欲しいです」と、皆さん。今日はありがとうございました。

帰り道

――おつかれさまでした。さまざまな介護経験を積める複合型施設、いかがでしたか?
- 2019年にオープンし、2020年度から新施設長が就任したため、体制やルールづくりはこれから!という雰囲気でした。介護職の活躍の場は、特養・老健・デイケアで、面接時には働きたい部署の希望を聞き、できる限り考慮して配属先を決定しているそうですよ。
――介護スタッフの年齢・キャリアはどうでしたか?
- 男女比はほぼ半々で、年齢も20代~50代と幅広かったです。半数以上のスタッフが介護福祉士資格を有していますが、無資格・未経験者の入職も歓迎しており、「資格取得補助金制度」があり、働きながらの資格取得をサポートしていました。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 施設長としては、介護部門の教育サポートを一層強化したいとのこと。入職時だけでなく、中堅・ベテラン層への継続教育も充実させて、外部でのユニットリーダー研修などにも参加しやすい体制を整えたいそうですよ。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 介護の現場で長く活躍してきた施設長なので、スタッフさんと距離が近く、気さくにコミュニケーションを取っている姿が印象的でした。施設のモットーである「家族的介護」の実現に向けて、施設長自ら、家族のような間柄で話せる雰囲気をつくっているそうで、現場に毎日足を運んでいるそうですよ!
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