医療法人社団 東光会
船橋ケアセンター
( 介護老人保健施設 )
介護現場で働く上で、頼れる病院が近くにあると心強いですよね。戸田中央メディカルケアグループ(TMG)の「船橋ケアセンター」の敷地内には、同法人の「北総白井病院」があり、利用者様にとっても職員にとってもメリットの大きい連携体制を実現しているそうです。法人合同の保育室や職員寮も用意されていて、介護職だけでなく、看護師やケアマネージャーの採用にも力を入れているらしいので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます!
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 千葉県船橋市/鎌ヶ谷大仏駅
- 定 員
- 入所120名 通所50人
玄関
「船橋ケアセンター」へのアクセスは、「鎌ヶ谷大仏駅」からバスで約12分。「北総白井病院」バス停が目の前にあり、始発・終点停留所なので、仕事帰りはあまり混まずにいつも座れるそうです。施設周辺は全国有数の梨の産地で、すぐお隣にも梨畑が広がっています。玄関で迎えてくれたのは、新卒4年目の介護福祉士さん。「ようこそ!今日は、当施設で働く魅力をたっぷりとご紹介しますね」。
北総白井病院
すぐお隣に「北総白井病院」があり、「北総白井訪問看護ステーション」「居宅介護支援事業所」も併設されていて、地域包括ケアシステムの構築が進んでいます。「病院併設の老健なので、利用者様の急変時に迅速に受け入れてもらえることはもちろん、外来受診や入退院の手続きなどもスムーズです」と、介護福祉士さん。敷地内に船橋市と白井市の境があるため、施設名・病院名に含まれる地名が違うんだとか。
療養部長室
まずは、田辺療養部長にお会いしました。「私は当グループの病院で長く教育に携わっていたので、当施設でもTMGのラダー・本部研修・資格取得支援制度をフル活用してスキルアップを応援しています。介護職にはTMG主催の実務者研修・実習指導者研修などへの参加を促しているほか、指導力向上のために看護実習・介護実習の学生さんを多く受け入れているんです」と、療養部長。介護職の約8割は介護福祉士資格を有しているんだとか。
居室
居室を覗くと、看護師さんが喀痰吸引の準備を進めています。「病院が併設されている安心感から、利用者様は医療依存度が高い方や看取り介護を希望する方も増えていて、看護師を増員予定です。ベテラン看護師が多いので、施設看護が未経験の方やブランクのある方でも安心して働くことができ、こちらの看護師(写真左)も10年以上の育児ブランクから復職したんです」と、介護福祉士さん。
デイルーム
デイルームでは、ケアマネージャーさん(写真中央)が活躍していました。「当施設のケアマネージャーは、利用者様一人ひとりに適切な支援を提供するために現場スタッフと密に連携し、ご自宅の環境や生活サイクル、ご家族の状況なども考慮した上で、スタッフに『こんな関わり方をしてみてはどうか』という提案をしてくれます」と、介護福祉士さん。個別性を重視した支援によってスムーズな在宅復帰を実現しているそうです。
リハビリテーションフロア
お次は、開放的なリハビリテーションフロアへ。「リハビリテーション科には20名近いセラピストが在籍し、入所中のリハビリに加えて通所リハビリ・訪問リハビリにも対応することで、リハビリ継続を支援しています。当施設が老健として最高ランクの『超強化型加算』を取っている背景には、リハビリスタッフの取り組みも大きく影響しているんですよ」。
リハビリテーションフロア
つづいて、カンファレンスの様子を見学させていただきました。「当施設には、20代~70代の多様性に富んだ仲間が活躍していて、職種・立場に関係なく自由に意見交換を行っています。職種間の信頼関係の構築にはコミュニケーションが欠かせないので、臨機応変に話し合いの場を設けています」と、皆さん。2023年にはベトナムから外国人技能実習生を迎える予定で、楽しみにしているんだとか。
職員食堂
スタッフの皆さんから大人気の職員食堂では、1食350円でランチを食べることができるそうです。「職員食堂は研修スペースとしても活用していて、こちらのタブレットでTMG本部のオンライン研修を受講したり、eラーニングを受講したりしています」。研修は業務の一環として勤務時間内に受講できて、集合オンライン研修時は食堂にプロジェクターを設置するとのこと。
イベントの様子
「こちらは先日開催した日本舞踊のイベントの様子です」と、写真を見せてくれました。「当施設のイベントはスタッフの趣味や特技を披露する場でもあり、日本舞踊の師範資格を持つ介護職が中心となって日本舞踊を披露したり、動物好きのスタッフがアニマルセラピーを行ったり、さまざまな内容で開催しています。イベントを楽しみにしている利用者様も多いので、今後も感染対策を徹底しながら実施する方針です」。
入所フロア
つづいて、北総白井病院と合同の保育室へ。「保育対象は生後7カ月~小学校3年生で、幼稚園バスの乗り入れにも対応し、夜間のみ・土日のみといったスポット利用もOKです。保育室は多職種が利用できて、お子さんが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能なので、どの部署にもママさんが活躍しています」。独身者には、職場から徒歩圏内にワンルームの職員寮を用意しているそうです。
廊下
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。どんな取り組みに力を注いでいますか?「Withコロナの時代に求められる職場づくりです。2022年から感染症に関するBCP(事業継続計画)の策定を進め、看護師1名がTMGの感染管理指導者育成研修を受講中です。また、新しい子育て支援として、新型コロナによるお子さんの休園・学級閉鎖時の利用できる特別休暇制度を設けました」と、皆さん。今日はありがとうございました。
帰り道
――おつかれさまでした。敷地内に関連病院がある老健、いかがでしたか?
- 病院併設の老健は、利用者様・ご家族にメリットが大きいだけでなく、働く側の安心感や業務効率アップにもつながっていました。同じ法人なので、スタッフの人事異動や、合同研修・会議なども開催されるそうで、医療と介護の連携体制がしっかりと構築されています。
――働きやすさはどうですか?
- 残業が少なく、休みの希望もほとんど通り、とても働きやすい環境が整っています。多様な勤務形態が選べるので、子育て世代もたくさん活躍していましたし、パート勤務は1日2時間からOKなので、「定年後も健康維持のために働きたい」と希望するベテランスタッフさんも多かったです。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 病院併設のため、医療依存度の高い方や看取りの方も多く、「在宅復帰支援だけに携わりたい」という方には合わないと思います。地域密着型老健としてさまざまな利用ニーズに応えているので、幅広い経験を積みたい方にはぴったりな職場です。
――最後にここだけの話を一つお願いします。
- TMGではBCPの策定に取り組んでいて、2022年のテーマは感染症で、2023年のテーマは災害の予定とのこと。多職種が一丸となってマニュアルなどを作成しているそうで、感染対策が万全で災害にも強い施設を目指していくそうですよ。
医療が身近な介護施設で長く安心して働きたい方
時代に合わせた進化を続ける老健で働きたい方