

医療法人社団 愛友会
ナーシングプラザ流山
( 介護老人保健施設 )


多職種による「チームケア」が求められる介護の現場では、職種間の協力関係がサービスの質に大きく影響しますよね。AMG(上尾中央医科グループ)の老健「ナーシングプラザ流山」の自慢は風通しの良い人間関係で、部署を超えた連携がしっかり取れていて、「チームで働く楽しさ」を味わうことができるそうです。現場はいつも明るく、新人さんも馴染みやすい環境が整っているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力をチェックしてきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 千葉県流山市/柏駅
- 定 員
- 入所定員120名(一般80名 認知症専門40名) 通所定員44名

玄関
「ナーシングプラザ流山」へのアクセスは、「柏駅」西口からバスに乗り、「免許センター」バス停で下車して徒歩約4分。敷地内には広い駐車場があるため、マイカー通勤の方も多いそうです。玄関では、看護部の主任さんが笑顔で迎えてくれました。「当施設は在宅復帰・超強化型老健として、『おおむね在宅、ときどき老健』を目指して、多職種チームで在宅療養に向けた支援に取り組んでいます」。


玄関
玄関前に通所リハビリの送迎車が到着すると、主任さんが利用者様をお迎えに行きました。「事前に移乗介助が必要な利用者様を把握して、看護師や介護職がサポートに入り、通所フロアへとスムーズにご案内しています。通所の利用者様の中には、以前入所されていた方やショートステイをときどき利用している方も多く、顔なじみの関係なんです」。


機能訓練スペース
玄関を入ると広い機能訓練スペースがあり、PTさんが個別リハビリを提供していました。「リハビリ科では入所・通所・訪問リハビリに対応し、利用者様と長いお付き合いをしながらADLの維持・向上に努めています。新型コロナの影響で、集団レクの自粛やデイルームの人数制限を実施した期間もありましたが、利用者様の身体機能と認知機能の低下を防ぐため、セラピストたちが大活躍してくれたんですよ」。


看護部長室
お次は、森看護部長にお会いしました。多職種のチームワークがとても良いそうですね。「ええ、当施設に赴任して一番驚いたのは、全職種が同じ方向を向いている結束力の強さでした。職種ごとに利用者様のサービスを考えるよりも、多職種の専門性を集約したほうが大きな力になりますから、全職種対象の勉強会などを増やして、チーム力を一層高めていけたらと考えています」と、看護部長。


デイルーム
デイルームに多職種の皆さんが集まってくれました。みなさん笑顔でいきいきとしていますね!「仲間と協力し合って仕事に取り組んでいるので、どの部署も残業が少なく、ONとOFFのメリハリを大切にすることができています。シフトを作成する際なども、全員の希望が平等に通るように調整していて、新人さんも遠慮なく希望休や有休を取れるように配慮しているんですよ」と、皆さん。


入所フロア
つづいて、入所フロアを案内していただきました。定員120名の入所設備は、一般棟(80床)と認知症専門棟(40床)に分かれていて、医療依存度の高い方の受け入れや看取りケアにも対応しています。利用者様によってADLレベルやご家族の状況などが異なるためゴールは在宅復帰だけではなく、個別の要望を汲み取りながら、できる限りご本人とご家族の思いに沿えるよう努めています」。


入所フロア
主任さんは、新人さんの指導にも携わることが多いそうです。「入職後は、新卒者にも中途入職者にも教育担当者が付き、業務に慣れるまでマンツーマンのOJTを行っています。当施設には、新人さんを職場全体で育てていこうという意識があるので、教育担当以外のスタッフも新人指導に積極的に携わっていますし、他職種の先輩から指導を受ける機会も多いです」。新人さんに優しい職場ですね。


入所フロア
「こちらの介護スタッフは実習指導者資格を有し、高い指導力を新人教育にも活かしています。介護部門では、AMGのラダー制度に沿ってレベル別の研修を開催しているほか、AMGの合同研修や外部研修にも積極的な参加を促しているので、実習指導者や認知症実践者・リーダー研修の資格保持者がたくさん在籍しているんですよ」。経験豊富な介護職が多く、全体の約8割が介護福祉士資格を持っているそうです。


研修室
研修室に伺うと、管理栄養士さんがオンライン研修を受講していました。「スキルアップを応援するため、各種委員会の委員長や看護師が講師を務め、毎月テーマを決めてオンライン研修を実施しています。こんなふうに、各自の都合の良い時間に視聴できて、視聴後はレポート提出で理解を深めています」。研修形態はさまざまで、ビデオ研修も取り入れているそうです。


スタッフステーション
スタッフステーションを覗くと、多職種カンファレンスが行われていました。「カンファレンスには、介護職・看護師・リハビリスタッフ・ケアマネージャー・歯科衛生士・管理栄養士などが参加して、それぞれの立場から利用者様にとって最適なケアを検討しています。当施設では、退所後のサポートとして訪問リハビリや居宅介護支援なども行っているため、必要に応じて居宅部門のスタッフとも密に連携しています」。


デイルーム
最後は、各部署から子育て中のママ・パパが集まってくれました。「子どもが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などを選ぶこともでき、夜勤の曜日・回数の相談や週末休みのシフト希望にも柔軟に対応してもらえます。また、子どもの急な体調不良で勤務変更をお願いしても、『お互いさま』と言い合える関係なので、すごく助かっているんですよ」と、皆さん。子育てに理解のある職場ですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。多職種のチームワークが良い老健、いかがでしたか?
- 部署の垣根がなく、職種間の意見交換・情報共有が活発なため、質の高いチームケアが実現していました。働くスタッフの年齢・キャリアはさまざまですが、全員が同じ方向を見て仕事に取り組んでいて、新人さんもすぐにチームの一員になれるよう、いろいろな先輩が支えているようです。
――働きやすさはどうでしたか?
- 職場全体で残業削減や有休消化の促進などに取り組んでいて、とても働きやすい環境が整っていました。ワークライフバランスを大切にできるため、家庭を持つスタッフが大半で、小さなお子さんを持つママさん・パパさんもいきいきと活躍していましたよ!
――では、ここはちょっと、というところは?
- チームで働くことが苦手な方には向いていない職場かもしれません。看護部長は「人への興味や共感力」を採用で最も重視したいそうで、働くスタッフの皆さんは協調性や思いやりを大切にしている方ばかりでした。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 施設内の窓がとても大きくて、日差しがたっぷりと差し込み、スタッフの皆さんは利用者様と一緒に四季折々の自然を楽しんでいるそうです。中庭には桜の木があり、春の満開時期にはすごく見応えがあるそうですよ!
他職種とチームを組んで働く楽しさを味わいたい方
地域に密着した老健での在宅復帰・在宅療養支援に興味がある方