【医療法人社団 美誠会 サンセール世田谷大蔵】Webで施設見学

高齢化の進行とともに介護職の需要は高まり、他業種からの転職者が増えているようです。老健「サンセール世田谷大蔵」では、無資格・未経験の方でも安心して働けるよう、手厚い教育体制と資格取得支援制度を用意しているとのこと。都内で複数のグループ施設を展開する医療法人の運営で、働く上での安定感や将来性も高いので、さっそく見学に行って魅力を見てきます。

「サンセール世田谷大蔵」へのアクセスは、「千歳船橋」からバスに乗り、「三本杉」バス停で下車して徒歩3分。周辺は閑静な住宅街が広がっていて、「成城学園前駅」「祖師谷大蔵駅」「用賀駅」「渋谷駅」「三軒茶屋駅」など、多方面からのバスルートがあり、通勤にとても便利です。玄関では、事務長さんが迎えてくれました。「ようこそ！ぜひゆっくり見学していってくださいね」。

玄関ロビーの一角には、季節の装飾が施されたカフェスペースがありました。「こちらの『Forestcafe（森のカフェ）』は、リハビリスタッフと事務スタッフが中心となって週に1度運営していて、利用者様を数名ずつお招きしながら、コーヒーやお茶、スイーツなどを提供しています。こちらの装飾やカフェワゴン、メニュースタンドなど、すべてスタッフの手作りで、飾りつけは毎月季節に応じたものにしているんです」。素敵な取り組みですね。

お次は、パワーリハビリマシンが充実したリハビリテーション室へ。広々としていて使いやすそうですね！「こちらは通所の利用者様専用スペースです。入所の利用者様には入所フロアでリハビリを提供しています。当施設は、高い在宅復帰率を維持する『超強化型老健』に区分されているので、リハビリにとても力を注いでいるんです」と、事務長さん。

居室に伺うと、介護スタッフさんがケアをされていました。若い方も多いんですね。「はい。こちらの男性介護職は、他業種から無資格・未経験で入職した一人で、働きながら初任者研修を修了し、介護福祉士資格を次の目標に設定しています。当施設の資格取得支援制度は手厚く、初任者研修・介護福祉士・ケアマネージャーなどの業務貢献につながる資格は研修費・交通費の補助があり、資格取得後はお祝い金も支給されるんですよ」。

スタッフステーションに行くと、OJTが行われていました。「入職後は、業務に慣れるまでサポート役の先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを実施しています。介護業界に将来性を感じて他業種から転職する方も年々増えているため、入職時の教育サポートを一層強化して、定期的な施設内研修の開催やeラーニングの導入など、学びの機会を充実させています」。

多職種カンファレンスが始まりました。「看護師・介護職・ケアマネ・リハビリスタッフ・管理栄養士など、多職種が密に連携しています。老健として最高ランクの『超強化型』の維持には多くの算定要件を満たす必要があり、在宅復帰率を上げるだけでなく、在宅復帰後のサポートの継続も重視されます。退所後は当施設の通所・ショートステイ・訪問看護を利用される方も多いので、部署を超えた連携を大事にしています」と、皆さん。

つづいて、入所フロアのリハビリスペースへ。PTさんによるリハビリが行われていました。「リハビリテーション科にはPT・OT・ST合わせて11名が在籍しています（2023年10月）。当施設では、このような個別リハビリだけでなく、利用者様の笑顔につながる季節行事やレクリエーションの機会を大事にしているので、リハビリスタッフも企画・準備から携わり、本番当日も一緒に楽しみながら盛り上げているんですよ」と、事務長さん。

お次は、併設の訪問看護ステーションへ。「施設内にあるため、施設看護師と訪問看護師が密に連携しやすく、在宅復帰後に訪問看護を利用予定の利用者様の健康状態やケアの手順などについて、入所中から詳しく共有しています。地域密着型老健として、近隣の病院や在宅支援機関ともネットワークを築き、高齢者の方が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように、地域包括ケアシステムの構築に努めているんです」。

入所フロアに戻り、子育て中の介護スタッフさんたちを紹介していただきました。職場の子育て支援は充実していますか？「はい。保育園に通う子どもを持つスタッフは『保育費補助制度』が利用できるので、産休・育休後の職場復帰率が高いです。子どもが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務を選ぶこともでき、子どもの成長に合わせて柔軟に働き方を変えていけるんですよ」と、お2人。

つづいて、デイルームへ。お料理イベントが行われていますね。「はい。楽しんでいただけるイベントを随時行っています。普段のデイルームでは、ちょっとしたお喋りや、ハンドクラフトの趣味などを楽しまれている利用者様が多いですね。スペースはあまり大きくありませんが、その分、自宅のリビングのようにゆったりとくつろいでいただければと思っています」と、事務長さん。

最後は、職員食堂を見せてもらいました。「職員食堂では、毎日できたての定食を日替わりで用意しています。今日は中華丼とスープと春雨サラダ。1食300円で栄養バランスの取れた食事が取れるので、職員からも大好評です」と、事務長さん。「栄養士が献立づくりに携わっているので、節約だけでなく職員の健康維持にも気を遣っています」。働く人のことが考えられていて、素敵ですね。本日はありがとうございました！

――お疲れさまでした。無資格・未経験の介護スタッフも歓迎する老健、いかがでしたか。

都内でさまざまな病院・介護施設を展開する医療法人の運営なので、経営基盤がしっかりしていて、資格取得支援制度・待遇・福利厚生・子育てサポートなども手厚かったです。特に資格取得支援制度においては、費用・休日面でのサポートに加えて、資格取得後に「お祝い金」の支給もあり、キャリアアップに意欲的な方が多かったです。

――どんなスタッフが活躍していますか？

スタッフの年齢・性別・キャリアはさまざまで、子育て中のママ・パパもたくさん活躍しています。気さくで思いやりのあるスタッフばかりで、風通しの良い人間関係が築かれているため、新人さんも溶け込みやすい職場環境だと思います。

――では、ここはちょっと、というところは？

開設当初から働く看護師長さんとしては、今後も質の高いサービスを提供し続けるために、介護スタッフの採用・育成に一層力を注いでいきたいとのこと。看護部にはベテランスタッフさんが多いそうで、新人介護職の育成にも積極的に携わっているそうです。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

福利厚生としてリーズナブルな職員食堂や保養所があり、スタッフの皆さんから人気だそうです。職員食堂のランチを1食300円で食べられる他にも、保養所はリゾートマンションに1人500円で泊まれるとのことで、日頃の疲れを癒しに行くスタッフさんも多いそうです。