【医療法人 徳洲会 成田富里徳洲苑】Webで施設見学

病院併設の介護施設は、利用する側にも働く側にもいろいろなメリットがありそうですよね。徳洲会グループの老健「成田富里徳洲苑」は、地域の基幹病院である「成田富里徳洲会病院」の10階・11階にあり、理想的な医療・介護の連携を実現しているとのこと。建物内には、病院と合同の保育室や職員食堂などがあり、教育面でも連携しているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます。

「成田富里徳洲苑」へのアクセスは、京成線「京成成田駅」から徒歩6分、JR「成田駅」から徒歩8分の便利な立地。バス停もすぐ目の前にありますし、マイカー通勤者のために職員用駐車場も完備されていて、いろいろな通勤手段が選べます。玄関で迎えてくれたのは、社会福祉士資格を持つ支援相談員さん。「ようこそ！玄関は病院と同じで、エレベーターで上がった10階・11階が当施設のフロアで、休憩室もフロア内にあります」。

まずは、病院の総合受付に行き、病院のパンフレットを見せていただきました。「成田富里徳洲会病院は地域を代表する総合病院で、救急から在宅まで一貫した医療提供体制を確立し、多様な診療科目を標榜しています。二次救急病院として、24時間365日体制で救急搬送の受け入れも行っているため、夜間の急変や転倒などで受診が必要になっても、救急外来で迅速に受け入れてもらえるんですよ」。それは安心ですね。

エレベーターで10階に上がり、入所フロアを案内していただきました。「入所定員は200名と地域屈指の規模を誇り、利用者様の特徴に合わせて4つのフロアを設けています。こちらの10階には自立している利用者様が多く、在宅復帰率が高いのが特徴。11階には医療依存度が高い方が中心のフロアと、認知症専門フロアがあり、介護スタッフはフロア担当制としていて、各フロアの特徴に合わせたレクリエーションや季節行事を企画しています」。

入所フロアの一角で、看護主任さんがバイタルチェックをしていました。「利用者様の約8割は成田富里徳洲会病院を退院後に入所されていて、一般的な老健よりも医療依存度が高い方が多いため、看護師が活躍する場面が多いです。11階は、喀痰吸引や胃ろう管理が必要な方などが複数名いらっしゃるため、病院での看護スキルを活かして働ける環境です」と、看護主任さん。施設看護の未経験者も大歓迎とのこと。

リハビリフロアでは、理学療法士さんが個別リハビリに取り組んでいました。「成田富里徳洲会病院には回復期の病棟があり、セラピストがたくさん活躍しているため、より効果的なリハビリを提供するためにコンサルテーションの依頼もできます。先日も、誤嚥性肺炎の予防に力を注ぐため、病院の言語聴覚士を招いて嚥下訓練の指導を受けたんですよ」と、理学療法士さん。

つづいて、新人介護スタッフさんの指導風景を見学しました。「はじめて介護の仕事に携わる方も安心して仕事を覚えていけるように、業務に慣れるまでサポート役の先輩が付き、こんなふうに1対1のOJTを行っています。やる気と向上心がある方なら、年齢・経験問わず歓迎していて、働きながらの資格取得もサポートしているんですよ」と、介護スタッフさん。介護スタッフの約8割は介護福祉士資格を有しているとのこと（2024年2月）。

スタッフステーションでは、施設長（写真中央）を中心に多職種カンファレンスが行われていました。「利用者様は在宅復帰を目指す方だけでなく、リハビリに取り組みながら今後の生活の場を検討している方や、特養などの永住施設への入所待ちの方、看取り期の方などもいらして、多職種で情報共有・意見交換を行いながら、お一人おひとりに合わせた支援を提供できるよう努めています」と、皆さん。

つづいて、11階の窓からの景色を紹介していただきました。すごく良い眺めですね！「ええ、11階は最上階なので、窓からは地域を一望できるんです。成田空港が車で15分ほどのところにあるため空を飛ぶ飛行機も近くに見ることができて、景色を楽しみながら利用者様とのコミュニケーションが弾みます」と、支援相談員さん。

つづいて、9階の会議スペースを案内していただきました。大人数で集まる会議や研修時に使用しているそうです。「スキルアップのために、年4回ほど病院と合同の勉強会を企画していて、先日は病院と共同でのBLS（一次救命処置）の講習が開かれました。支援相談員は病院の入退院支援室と密に連携していて、病棟カンファレンスにも参加しています」。

5階には病院と合同の保育室があり、ケアマネージャーさんがお子さんを迎えに来ていました。「当施設はどの職種にも子育て世代が多く、保育室はとても人気です。女性が多い職場ですが、男性スタッフの入職も大歓迎で、男女ともに育休を取得しやすい環境を整え、パパさんの活躍も応援しています」と、支援相談員さん。0歳から就学前までのお子さんを預けることができるのだとか。

最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか？「希望休が通りやすく、残業も少ないので、家庭やプライベートを大切にできて嬉しいです。徳洲会グループは福利厚生が手厚く、診療費補助制度は本人だけでなく家族も対象ですし、グループ共済やベネフィットステーションなど、大手医療グループならではの厚待遇も働きやすさにつながっています」と、皆さん。魅力的な職場ですね！今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。病院と同じ建物内にある老健、いかがでしたか。

日本全国に拠点を持つ徳洲会グループの施設なので、業務体制や教育制度も整っていますし、待遇・福利厚生面も充実していました。利用者様は医療依存度が高い方も多いそうですが、何かあれば階下の病院を頼れる安心感がありますし、さまざまな利用ニーズに対応することで職員の皆さんのスキルアップにつながっていて、看取りケアにも多職種で取り組んでいるそうです。

――働きやすさはどうですか？

とても働きやすい環境が整っていて、小さなお子さんを持つママさんもいきいきと活躍しています。保育室があるので、産休・育休後はスムーズな職場復帰が可能で、どの部署にも育児経験者が多く、お子さんの急な体調不良や行事によるお休みにも理解があるそうです。

――では、ここはちょっと、というところは？

利用者様の中には在宅復帰が難しい方も複数いて、在宅復帰支援に特化した老健で働きたい方には合わない職場かもしれません。認知症状のある方や看取り期の方などもいらっしゃるので、さまざまなケースに対応して専門職としての経験を増やしたい方にはぴったりな職場です。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

徳洲会グループは新規施設の開設にも積極的で、近隣に新しい施設がオープンする際は、立ち上げの手伝いや異動を希望することもできるのだとか。また、全国各地にグループ施設があるため、家族の引っ越しや、Uターン・Iターンなどでグループ内転勤制度を利用する方が結構いるそうです。