

医療法人 福慈会
ふくにし
( 介護老人保健施設 )


キャリアや役職、部署の垣根がない職場は、人間関係が良好で、居心地が良さそうですよね。夢眠(むうみん)グループの「老健 ふくにし」は、職種・役職を超えたコミュニケーションが活発で、多職種チームで在宅復帰・在宅療養支援に取り組んでいるそうです。介護サービスの充実はもちろん、デイケアや併設クリニックの機能を活かし、リハビリや医療ケアも強化しているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力をチェックしてきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 三重県名張市/名張駅

玄関
「老健 ふくにし」へのアクセスは、「名張(なばり)駅」より徒歩約15分の名張川沿い。すぐ近くに「東町口」バス停もあり、無料の職員用駐車場が完備されているため、さまざまな通勤手段が選択可能です。敷地内には、「夢眠クリニック名張」が併設されていて、利用者様の健康管理を担っているとのこと。玄関では、入職1年目の介護福祉士のお2人が迎えてくれました。今日はよろしくお願いします。


通所リハビリフロア
まずは、1Fの通所リハビリフロアに行き、リハビリ科の皆さんにお会いしました。「通所の定員は1日40名で、老健を退所した方の在宅生活支援も担っているため、さまざまなリハビリ機器を充実させて、リハビリ専門職がADLの維持・向上をサポートしています。利用者様から好評なのは、季節にちなんだ行事やレクリエーションで、介護スタッフが中心となって毎月開催しているんですよ」。


フロア案内図
つづいて、フロア案内図を見せていただきました。2~4Fが入所フロアなんですね。「ええ。入所定員は100名で、2Fは認知症専門フロア、3Fは医療依存度が高い方が中心のフロア、4Fは早期在宅復帰を目指す方が中心のフロアと、それぞれ機能が分かれています。3Fには経管栄養の方が常時10名ほどいらっしゃり、ストーマや点滴管理などにも対応しているため、看護師を手厚く配置しています」。


廊下
つづいて、看護師長を紹介していただきました。「2023年度から看護部にも管理職を配置することになり、師長になりました。現在、介護主任と連携して現場のマネジメント体制を強化中です。当施設には子育てや家族の介護と仕事を両立しているスタッフが多く勤務しているため、多様な勤務形態を用意し、ワークライフバランスを大切にできる職場づくりに特に力を注いでいます」と、看護師長。


入所フロア
つづいて伺った入所フロアには、季節にちなんだ手作りの装飾が飾られていました。「当施設では、すべての利用者様に『毎日を楽しく過ごしていただくこと』を目標に、新型コロナの感染対策を徹底した上で季節行事の開催を継続していて、レクリエーション委員会が大活躍しています。介護部門の統括リーダーは元バスガイドの職歴があるため、司会進行がとても上手で、いつもイベントを盛り上げてくれるんです」。


入所フロア
入所フロアの一角で、新人介護スタッフさんの指導が行われていました。「入職後は、業務に慣れるまでサポート役の先輩が付き、マンツーマンの丁寧なOJTを実施しています。無資格・未経験から介護の仕事に就きたい方も歓迎するため、手厚い教育サポートを用意し、働きながらの資格取得も応援しています」と、お2人。介護スタッフの中には、入職後に介護福祉士の資格を取得した方も多いんだとか。


入所フロア
「子育て中のママさん・パパさんも多数活躍中です」と、紹介してくれました。仕事と子育ての両立は上手くいっていますか?「はい。どの部署も残業がほとんどなく、休みの希望も通りやすいので、子どもとの時間を大切にできています。子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択もでき、子どもの成長に合わせて常勤に切り替える際もスムーズです」と、子育て中のスタッフさんたち。


スタッフステーション
お次は、スタッフステーションで看護師さんの仕事風景を見学させていただきました。どんな医療ニーズの利用者様がいますか?「経管栄養・喀痰吸引・点滴・バルーン・ストーマの管理など、介護施設で認められているほとんどの医療行為に対応していて、看取りケアにも取り組んでいます。特に医療依存度の高い方が中心のフロアでは看護技術が求められる機会が多く、病院での経験を活かしやすいです」と、看護師さん。


夢眠クリニック名張
施設を出て、併設の「夢眠クリニック名張」へ。「地域密着型の家庭的な診療所で、胃腸科内科・外科・一般内科・肛門科を有しています。老健の利用者様の体調に変化があれば、すぐに受診できて安心ですし、老健のスタッフも体調不良時にはこちらでお世話になっています」と、お2人。福利厚生として「医療費減免制度」があり、夢眠グループの医療機関を受診した際の医療費を負担してもらえるそうです。


イベントの様子
施設に戻り、趣味のフラダンスを施設の行事の際に披露していらっしゃるという介護スタッフのお2人を紹介していただきました。「当施設では季節にちなんだ行事を大切にしていて、利用者様に喜んでいただくためにスタッフの趣味や特技を披露しています。こちらの介護スタッフ達によるフランダンスショーや、三線を弾けるリハビリスタッフによる生演奏など、毎回とても盛り上がるんですよ」。素敵な取り組みですね。


玄関前
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「スタッフ同士の仲が良いので、居心地が良く、毎日仕事を楽しむことができています。医療依存度の高い利用者様も増えていて大変な面もありますが、併設クリニックや近隣の医療機関と密に連携し、協力しながら乗り越えているので、無理のない働き方ができています」と、皆さん。チームワークの良い職場ですね!今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。職種・役職を超えたコミュニケーションが活発な老健、いかがでしたか?
- 一人ひとりのスタッフが個性や得意分野を大切にしながら、専門性を発揮している職場でした。産婦人科医としてのキャリアを持つ施設長をはじめ、施設行事を盛り上げる介護部門の統括リーダー、介護職の処遇改善を目指す事務長など、個性豊かで素敵な仲間と働ける環境が魅力的でしたよ。
――働きやすさはどうでしたか?
- とても働きやすい環境です。家庭を持つ女性スタッフが多いため、「定時に帰ろう!」という意識が高く、どの部署も残業ほぼゼロを達成しているとのこと。休みの希望も通りやすく、有休も積極的に取得できるそうで、結婚・出産後も長く働くスタッフの方がたくさんいます。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 新型コロナの影響で施設行事に制限があることを残念に感じているスタッフが多かったです。開設当初からレクリエーションや行事の充実に力を注いできたそうで、感染対策を徹底しながら安心・安全に施設行事を開催するにはどうしたらよいか、多職種で検討しているんだとか。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 建物は名張川沿いにあり、毎年夏には目の前で花火大会が開催され、打ち上げ花火がよく見えるそうです。花火大会の夜は、利用者様も少しだけ夜更かしをして、職員の皆さんと美しい花火を楽しむそうですよ。
職員同士の仲が良く、チームワークを重視している老健で働きたい方
未経験から介護を学び、腰を据えて長く働ける環境を求めている方