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介護職員初任者研修は働きながら取れる?資格の取得方法やメリットを解説|コラム「介護のお仕事」05


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介護職員初任者研修は働きながら取れる?資格の取得方法やメリットを解説

介護の入門資格として知られる「介護職員初任者研修」は、特に受講条件はなく、介護の仕事に従事したい人であれば経験や資格を問わず誰でもチャレンジすることができます。

とはいえ、仕事に就いている人はなかなか時間の融通が利かないため、働きながら資格を取得できるのか不安に思うかもしれません。

この記事では、介護職員初任者研修の資格は働きながら取れるのか、具体的な取得方法、資格を取るメリットをご紹介します。現在介護の仕事に就いている方はもちろん、異業種から介護業界への転職を考えている方もぜひ参考になさってください。

ページ目次

1.介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修とは、介護職員として働くにあたり必要となる基礎知識・技術を習得するために設けられた、介護の入門資格です。以前は「ホームヘルパー2級」という名称の資格がありましたが、2013年4月より現在の「介護職員初任者研修」に変更されています。

ここでは、介護職員初任者研修とは具体的にどのような資格なのかご紹介します。

介護職員初任者研修の概要

介護職員初任者研修の目的は、介護をするうえで最低限必要となる知識と技術、考え方を身につけ、基本的な介護業務をおこなえる人材を増やすことです。

研修は都道府県または都道府県知事が指定する事業者が実施し、在宅・施設を問わず介護業務に従事する意思があれば誰でも受けることができます。

資格取得のステップ

介護職員初任者研修の資格を取得するステップは次のとおりです。

1.研修を受講する(講義・演習)
2.修了評価を受ける(筆記試験)

研修においては講義と演習が一体的に実施されます。すべてのカリキュラムが修了した後に、1時間程度の筆記試験による修了評価がおこなわれます。

そして、知識・技術の習得度が一定水準に達している受講生に対し修了証が発行されて、介護職員初任者研修の資格取得となります。

研修カリキュラム・時間数

介護職員初任者研修では以下10項目、合計130時間のカリキュラムを受講します。
01.職務の理解6時間
02.介護における尊厳の保持・自立支援9時間
03.介護の基本6時間
04.介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
05.介護におけるコミュニケーション技術6時間
06.老化の理解6時間
07.認知症の理解6時間
08.障害の理解3時間
09.こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
10.振り返り4時間

難易度

介護職員初任者研修のカリキュラムはおおむね1ヶ月半~4ヶ月程度で消化可能です。修了試験は受講内容から出題され、合格難易度はさほど高くはありません。

また、不合格の場合は必要に応じて補講がおこなわれ、合格するまで追試を受けることができます。

2.働きながら介護職員初任者研修を取得する方法

介護職員初任者研修 取得

介護職員初任者研修の資格取得を目指す人は、資格を持っていない介護士、異業種から介護業界への転職を希望する人などさまざまです。働きながらでも講義や演習を受講して規定のカリキュラムをこなしていくことはできるのでしょうか。

ここでは、働きながら介護職員初任者研修の資格を取得する方法をご紹介します。

土日・夜間コースがあるスクールに通う

介護職員初任者研修の資格を取得するには、介護職員初任者研修講座を開講するスクールに通う必要があります。平日の日中に働いている場合は、土曜コース、日曜コース、夜間コースを設けているスクールに通うことで、いつも通り仕事をこなしながら空いている時間でカリキュラムを消化していけるでしょう。

週1ペースでスクールに通う場合、受講期間はおおむね4カ月程度かかります。短期コースを設けているスクールでは最短1カ月で修了するところもありますが、働きながら資格取得を目指すのであればスケジュールに余裕を持ち、無理なく通うことをおすすめします。

通信と通学を組み合わせて受講する

介護職員初任者研修の講座はスクールへの通学だけでなく、自宅から通信で受講することも可能です。通信は受講者の負担を軽くするために設けられた学習方法であり、とりわけ働きながら資格取得を目指す人にとってはメリットが大きい学習システムと言えます。

通信と通学の組み合わせで効率的に受講できるでしょう。

【注意】通信のみでは取得できません

介護職員初任者研修の場合、通信で受講できるのは全130時間のカリキュラムのうち講義部分にあたる40.5時間とされています。
01.職務の理解0/6 時間
02.介護における尊厳の保持・自立支援7.5/9 時間
03.介護の基本3/6 時間
04.介護・福祉サービスの理解と医療との連携7.5/9 時間
05.介護におけるコミュニケーション技術3/6 時間
06.老化の理解3/6 時間
07.認知症の理解3/6 時間
08.障害の理解1.5/3 時間
09.こころとからだのしくみと生活支援技術12/75 時間
10.振り返り0/4 時間

参考:厚生労働省|介護員養成研修の取扱細則について

介護職員初任者研修の講座には演習も含むため、通信のみですべてのカリキュラムを消化することはできません。介護職員初任者研修の資格を取得するには必ずスクールに通う必要があります。

3.介護職員初任者研修は無料で取得できる?

通常、介護職員初任者研修の講座を受講するには3~10万円程度の費用がかかりますが、お金をかけずに資格取得を目指すことも可能です。

介護職員初任者研修の資格を無料で取得する方法は次のとおりです。

○勤務先の介護施設による資格取得支援を利用する
○自治体の介護職員資格取得支援事業に申し込む
○無料で受講できるスクールに通う(一定の条件を満たす必要がある)
○ハローワークの求職者支援制度を利用する(現在就業していない場合に限る)

超高齢社会の日本では今後ますます介護人材の需要が高まると予想され、介護人材の確保・育成を目的に資格取得支援を実施する介護施設や自治体は多々あります。

介護職員初任者研修の資格取得を目指すなら、こうした制度が利用できるか確認しておくとよいでしょう。

4.介護職員初任者研修を取得するメリット

介護職員初任者研修 取得メリット

介護職員初任者研修は、介護に関する基本的な知識や技術があることを証明する資格です。
ここでは、介護職員初任者研修の資格を取るとどのようなメリットがあるのか、具体例を挙げてご紹介します。

メリット1 就職・転職の際に有利になる

現場の介護業務は必ずしも資格が求められるものではなく、経験や資格の有無を問わない介護求人も多くあります。しかし、介護職員初任者研修の資格があれば介護の基礎知識や技術が身についていることを施設側にアピールでき、就職や転職の際に有利になると考えられます。

メリット2 給料アップが期待できる

介護職員初任者研修の資格があれば、無資格で働くよりも給料アップが期待できます。
平均給与額(令和2年)
介護職員初任者研修301,210円
保有資格なし275,920円

参考:厚生労働省|令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要
※対象:介護職員処遇改善加算(I)~(V)を取得(届出)している事業所

介護士として安定的に長く働きたい方は介護職員初任者研修の資格取得を目指すことをおすすめします。

メリット3 介護福祉士資格取得への近道になる

介護の上位資格には国家資格の「介護福祉士」があります。実務経験ルートで介護福祉士資格の取得を目指す場合、国家試験の受験資格を得るには「3年以上の実務経験」と「実務者研修の修了」が必要です。

実務者研修には計450時間のカリキュラムが組まれていますが、その中には介護職員初任者研修のカリキュラムも含まれるため、初任者研修を修了していれば計130時間分が免除されます。

ゆくゆくは実務者研修、そして介護福祉士資格の取得を考えているなら、介護職員初任者研修の受講は必須といえるでしょう。

5.まとめ

介護職員初任者研修は、未経験から介護の仕事を目指す方の入門資格です。資格を取得するにはスクールに通い講座を受ける必要がありますが、土日や夜間に開講するコースもあるため、働きながらでも資格取得を目指すことができます。

介護職員初任者研修の資格があれば就業の可能性が広がり、上位資格である介護福祉士資格取得への近道にもなります。資格を持っていない介護士の方や異業種からの転職を目指している方は、介護職員初任者研修の取得を考えてみてはいかがでしょうか。

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