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リハビリケアかつしか(東京都葛飾区)の介護福祉士さん - 発見!この街のカイゴー仮面 |介護21


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私、編集部のエリリンが、施設の取材中に出会った魅力的なスタッフさんの働き方や考え方をご紹介して、勝手に「カイゴー仮面」に認定しちゃうコーナーです。介護の仕事に携わる方、介護の仕事に興味を持っている方にお届けします♪
2018-02-18|リハビリケアかつしか(東京都葛飾区) 介護福祉士

今回は、介護に思い描いていた理想と現実のギャップを乗り越えた介護福祉士さんです。

まえがき

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さてさて、今回取材に伺ったのは、東京都葛飾区にある介護老人保健施設「リハビリケアかつしか」さん。こちらは、在宅復帰支援はもちろん、ニーズの高まる認知症ケアや、終末期の介護にも力を注ぐ施設です。全職員が「認知症サポーター」を目指して、施設では定期的に養成講座を開催しているんだとか。

取材中に、明るい笑顔が印象的なスタッフさんを発見しました。利用者様と丁寧に向き合い、働く仲間とのコミュニケーションも大切にしています。松澤さんというお名前で、キャリア6年とのこと。 お話を伺っちゃいましょう。

ちょこっとインタビュー

インタビュー開始早々、「今はこの仕事にとてもやりがいを感じているんですが、働き始めた頃に一度、『自分にはこの仕事は向いてない』って結論に達したことがあるんですよ」とのお言葉が。

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──え、そうなんですか?
はい。私、お年寄りが大好きで、介護の仕事に就きたい!という思いで勉強をして、利用者様と笑顔で向き合う日々を想像して働き始めたんです。でも現実は、思い描いていた理想とは違って、事務作業が結構多くて丁寧に向き合う時間が想像以上に取れないですし、「学校で教わったことと違う」と立ちすくむことも多くて。「無理だ。私には介護の仕事は向いてない」って結論に達してしまいました。
──それでも辞めなかったのはどうしてですか?
温かい先輩方のおかげです。先輩方に相談したところ、みなさんも過去に同じ悩みを抱えていて、すごく共感してもらえました。そのうえで、今まで私が気づかなかった視点や、効率的な仕事の進め方などを教えてもらえて、問題に向き合う一歩を踏み出せたんです。
──でも、現実が理想どおりになることはないですよね?
はい。ただ、努力次第で理想に近づけることはできると思うんですよ。例えば、利用者様みなさんにずっと丁寧に向き合うことは難しいけど、どうしても状況が気になる利用者様がいらっしゃる時には、私は、メンバーの協力を得てその時間を作っています。
──相談にのってくれる先輩や、協力してくれるメンバーとか、いい仲間がいらっしゃるんですね。
はい。私、今の職場でなければ、介護の仕事を辞めていたかもしれません。現場では、職員同士が協力しなければ良いサービスを提供できませんし、1人の力では決して上手くいきません。同じ志を持つ仲間がそばにいること、仲間と仕事について本音で語り合うことが、理想と現実の差を埋める上で大切な条件だと感じています。

【インタビュー後記】 勝手に認定!

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印象的だったのは、仕事の悩みを1人で抱えず、仲間のサポートを得て乗り越えたこと。先輩の体験談や意見を聞くことで、解決策が見つかることもあるから、「心を開いて、周りを頼ること」って大切だなと、改めて感じました。信頼し合う仲間と一緒に理想の介護を追い求める松澤さん。素敵でした。

というわけで、私エリリンが、勝手に「カイゴー仮面」に認定! 松澤さん、これからの活躍に大いに期待しています。エリリンでした!