ケアマネージャーの国内における正式名称は介護支援専門員です。具体的には、介護保険法に基づいて、要介護者や要支援者等がその状況に応じた介護サービスを受けられるように支援するのが大きな役割となっています。
介護が必要な人たちは人により必要な内容が異なりますので、本人や家族からの相談を受け、さまざまな介護サービスの中から利用者にマッチしたものを選び、利用者およびそのご家族に提案することで実現していくことが求められます。この、介護サービスのコーディネート職がケアマネージャーの仕事となるのです。資格を伴う介護職の中ではそのキャリアの到達点となるのがケアマネージャーで、いきなり資格を取得して始められる仕事ではありません。現場で経験を積んでいくことが重要になりますし、受験資格にもその要件が定義されています。
ケアマネージャーの大きな魅力のひとつはやりがいだけではなく現実の給与がアップする点にあります。一般的な介護職員よりもその平均給与は高く設定されており、やりがいは確実に収入に反映することになります。またケアマネージャーの仕事は昼間が基本となりますので、夜勤の必要もないことから、結婚や出産後も継続できる点は大きなメリットといえます。
ケアマネージャーの受験資格は、規定の国家資格を持っていて実務経験が通算5年以上(かつ900日以上従事)あるか、国家資格はなくとも施設等での相談援助業務に就いていて実務経験が通算5年以上(かつ900日以上従事)あることです。
ケアマネージャーはたった1回の国家試験があるだけではなく、資格取得までにはいくつかのプロセスが用意されています。まず受験の申し込みを都道府県で行います。その後、毎年10月に介護支援専門員実務研修受講試験が実施されます。合格発表は同年の12月になりますが、これに合格しますと年明けに実務研修が実施されます。実務研修は合計87時間以上にわたるもので、これを修了しますと、介護支援専門員資格登録簿への登録を申請し、介護支援専門証を取得することができるのです。受験者数は年によって変動しますが、ほぼ12万人から13万人で、このうち13%から15%程度の合格率となっており、想像以上に狭き門であることがわかります。
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