介護スタッフは一般的に介護職という名称で求人が出るもので、老人ホーム等の施設内において高齢入居者の身の回りの世話をするのがおもな仕事となります。いわゆる日常生活介護と呼ばれるものです。毎日、起床・着替えの介助から、3度の食事、おむつ交換、入浴といった生活全般の面倒を見ることが守備範囲となりますので、朝から晩まで業務が発生します。この仕事は介護保険制度上は無資格での就業が可能です。ただし個別の施設では、「介護職員初任者研修修了者(旧・ホームヘルパー2級)以上」を雇用条件としているところも多く、介護福祉士資格者はより有利になる状況にあります。
介護スタッフの勤務先としては、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)、介護老人保健施設や、有料老人ホーム、認知症グループホームなどがあり、入所型の施設の場合、24時間介護となります。さらにデイサービス(通所介護)やデイケア(通所リハビリテーション)なども介護スタッフの勤務先となります。
介護スタッフとして働く場合には基本的に資格は必要ありません。ただし、勤務場所によっては資格を要求されるケースがあります。特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの入所施設では、特に規定が定められていませんので資格は要求されません。しかしながら住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では「介護職員初任者研修修了者(旧・ホームヘルパー2級)以上」の資格が必要になります。
介護職員初任者研修は、一般的に介護の基礎から応用部分を学ぶことのできる介護職としてのいわばスタート資格ともいうべきものです。受験資格は特になく、当該研修を取得するためには約130時間に及ぶ講習を受ける必要があります。内容は自宅学習と通学での学習を合計したもので、すべてのカリキュラム修了後に1時間程度の筆記試験を受けて受講終了となります。通学や短期集中、通信教育主体などさまざまなプランが提供されていますので、受けやすいものを選択することがポイントとなります。
さらに介護職員初任者研修より一歩進んで実務者研修を受けることもプラスになります。この実務者研修は、幅広い利用者に対する介護提供能力を獲得することが目標となっています。実務者研修の受験資格は特になく、あらかじめ設定された450時間の受講科目を修了していることが必要です。また介護職員初任者研修を既に受講済みの場合には受講科目が一部免除になります。受講にあたっては通信教育を活用したり地域での講座の受講などさまざまな方法が用意されていますので、勤務中の仕事に支障を与えない方法の選択が望ましいといえます。
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