医療法人社団 愛友会
あげお愛友の里
( 介護老人保健施設 )
時代や社会の変化を受けやすい介護業界では、「新しい挑戦」が求められています。上尾中央医科グループ(AMG)の老健「あげお愛友の里」では、長い歴史の中で「変化する利用者ニーズに寄り添った取り組み」を最も大切にしてきたそうです。高齢化が進む地域に求められる施設の役割について多職種で話し合いを重ね、常にチャレンジを続けているらしいので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 埼玉県上尾市/北上尾駅
- 定 員
- 入所定員150人 通所定員59人
玄関
「北上尾駅」東口は、大型ショッピングセンターが道の両側に広がっていて、人通りが多くて活気ある街並み。アミューズメント施設、スポーツクラブ、スーパー銭湯なども近くにあり、仕事帰りの楽しみが広がりそうです。「あげお愛友の里」へのアクセスは、駅から徒歩約15分。玄関では、入所フロアの介護主任さん(写真左)と、通所フロアの介護スタッフさん(写真右)が迎えてくれました。今日はよろしくお願いします。
通所リハビリ
まずは、玄関を入ってすぐの通所リハビリへ。開放的なスペースで、新型コロナの感染対策も徹底されています。施設内がきれいで明るく、長い歴史を感じませんね。「ハード面は随時メンテナンスを行っていて、壁紙・床・空調・照明・トイレなどをリニューアルしています。居心地の良い空間なので、ご自宅のようにくつろいでくださる利用者様が多く、ロビーでは毎日のように将棋を指す光景が見受けられます」。
通所リハビリ
「こちらは、リハビリテーション科の科長です」と、紹介していただきました。「リハビリテーション科では、入所・通所・訪問リハビリに対応し、セラピストとして幅広い経験を積める環境を整えています。各部署によって利用者様の自立度は異なりますが、ADLの維持・向上に向けた機能訓練に留まらず、暮らしを豊かに彩るレクリエーション活動にも力を注いでいることが特徴です」と、科長さん。
足湯
施設内には、利用者様が気軽に利用できる足湯が完備されています。利用者様の作品がたくさん飾られていて素敵な空間ですね。「ありがとうございます。リラックして温まっていただけるように、足湯のお湯は温泉を使用し、お茶やコーヒーを飲みながら浸かれるようにテーブルを設置しています」。一般浴のお湯にも温泉を使用していて、利用者様から大好評なんだとか。
入所フロア
お次は、入所フロアを案内していただきました。廊下がとっても広いですね。「そうですね。入所定員150名の大規模な施設ですが、ゆとりあるスペースが確保されていて、廊下は車いすの方も悠々とすれ違える設計となっています。2Fと3Fの入所フロアには75名ずつ利用者様が生活していて、認知症の専門フロアなどは特に設けず、隔離もしていません」。認知症の方もそうでない方も、一緒に生活できる環境を大切にしているそうです。
入所フロア 居室
お次は、入所フロアの居室で、最新の介護ベッドを紹介していただきました。「介護者と被介護者の両者に負担が少ない介護を目指し、すべて介護ベッドを最新式に切り替え中です。2021年度は『5S活動』などの環境整備に力を注ぎ、AMGで一番古い施設だからこそ、一番美しくて重厚感のある施設を目指そう!と多職種チームで取り組んでいます」。職場改善に向けて、電子カルテの導入や介護業務のICT化なども進めているそうです。
入所フロア 医務室
入所フロアの医務室を覗くと、看護師さんにお会いできました。「永久気管孔・胃ろう・透析などの医療依存度の高い方も積極的に受け入れるため、看護師は手厚く配置しています。近年では、当施設で最期の時間を過ごすことを希望する利用者様も増えていて、看護師が中心となって看取りケアにも対応しています」と、看護師さん。病院での経験を活かして働ける環境が整っているそうです。
入所フロア 食堂
入所フロアの食堂では、新人介護スタッフさんへの指導が行われていました。 「入職後は、新卒者にも中途入職者にもサポート役の先輩が付き、マンツーマンの丁寧なOJTを行っています。介護部門は経験豊富な中堅・ベテラン層が多く、8割以上のスタッフが介護福祉士資格を有しています。指導スキルの高い実習指導者資格を持つメンバーもたくさんいて、新人さんにもきめ細かい教育サポートを行うことができているんです」。
施設行事の様子
「こちらは施設行事の様子です」と、写真を見せてくれました。利用者様にウクレレ演奏を披露しているんですね。「ええ、ウクレレが趣味の介護スタッフがいて、独特の柔らかな音色で行事を盛り上げてくれています。他にもいろいろな特技を持つメンバーがいて、『一人ひとりが名物職員』という個性豊かな職場です。施設行事は介護職以外も開催のお手伝いしてくれて、事務や薬剤師が見守りをしてくれることもあります」。
ユニットハウス
敷地内には、コロナ禍に合わせたスキルアップ支援を行うためのユニットハウスが建設されていました。「感染対策もばっちりで、安心して個々が興味のあるWEB研修に参加できています。AMGでは、キャリアラダーシステムの運用に加えて『セルフ・キャリアドック』も開始し、専門コンサルタントが将来を見据えたキャリア面談を行っているため、それぞれが個人目標達成に向けた外部研修に積極的に参加しているんですよ」。
入所フロア
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「年間休日が120日以上(+有休)で、残業もあまり発生しないため、家庭やプライベートを大切にできています。子育て支援も整っているので産休・育休後の復帰率はほぼ100%で、子どもが小さいうちは時短勤務・日勤常勤・パート勤務などの働き方も選べるんです」。ワークライフバランスを大切にできるんですね。今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。新しい取り組みに積極的な老健、いかがでしたか?
- 歴史ある老健ですが、古くなったハード面のメンテナンスなどもしっかり行われていて、きれいで明るい施設環境でした。時代や地域のニーズに合わせた新しい取り組みも積極的に導入していましたし、業務効率化を図るICT化も進んでいて、サービスや中身は最新でしたよ!
――施設の特徴的なところはありましたか?
- 働きやすい職場なので、オープン当初から勤務している方も珍しくないそうで、経験豊富なベテランスタッフが多かったです。介護部門では、業界未経験者や新卒が入ってきても順調な成長を応援できているそうで、8割以上の介護職が介護福祉士資格を有していました。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 経管栄養や透析などの医療依存度の高い利用者様も受け入れていますし、看取りケアにも対応しているため、「自宅に帰る支援に集中したい」という方には向いていないかもしれません。在宅復帰だけが利用者様・ご家族の要望ではないので、個別のニーズに寄り添ったケアができる方におすすめの職場です。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
- 施設周辺は自然環境が多く、近くの「上平公園」には毎年利用者様とお花見に行くそうです。また、施設3Fからは富士山がよく見えて、思わず手を合わせたくなるほどの美しさなんだとか。
新しいチャレンジに積極的な老健で働きたい方
未経験から介護のプロフェッショナルを目指したい方