

医療法人社団 協友会
ケアセンター八潮
( 介護老人保健施設 )


長く働くスタッフが多い職場には、それだけ魅力が揃っているはず。職員の定着状況は、職場選びの大きなポイントになりそうですよね。上尾中央医科グループ(AMG)の老健「ケアセンター八潮」には、勤続10年以上のスタッフがたくさんいて、開設当初から在籍するメンバーも珍しくないとのこと。どんな取り組みが職員定着率の高さにつながっているのか、さっそく見学に行ってチェックしてきます!
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 埼玉県八潮市/八潮駅
- 定 員
- 入所者150名、通所リハビリテーション54名

玄関
東武スカイツリーライン「草加駅」東口からバスに乗って約15分、「八潮市消防署前」バス停で下車して2分ほど歩くと、「ケアセンター八潮」に到着しました。つくばエクスプレス「八潮駅」からもバスがあり、マイカー通勤者のために職員用駐車場も完備されています。玄関で迎えてくれたのは、入職11年目の介護係長さん(写真右)と、入職16年目の介護主任さん(写真左)。今日はよろしくお願いします。


廊下
まずは、浅井介護看護部長にお会いしました。こちらの施設には、長く活躍するスタッフがたくさんいるそうですね。「そうなんです。残業削減や有休消化の促進などに取り組み、ワークライフバランスに十分配慮しているため、結婚・出産後も定着するスタッフが多いです。長く働く中で、キャリアアップや昇給・昇格を目指すことがきる制度も整えており、各種手当もしっかり支給しています」と、介護看護部長。


デイケア
1階には、開放的なデイケアがあります。「当施設では、入所・通所のサービス以外にも、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターを併設して、入所前から退所後まで、切れ目のない介護サービスを展開しています。デイケア勤務は日曜休みで夜勤がないため、結婚・出産後に異動を希望する職員もいるんですよ」と、お2人。介護部門には子育て中のスタッフが多く、介護主任さんも2人のお子さんがいるそうです。


入所フロア
入所フロアへ行き、子育て中のママさん仲間を紹介していただきました。子育てとの両立は順調ですか?「はい。年間休日が120日(+有休)あり、希望休も通りやすいため、子どもとの時間も大切にできています。育児経験を持つ先輩が多いので、妊娠中から無理がないよう配慮してもらえて、子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能で、産休・育休取得後の復帰率はほぼ100%なんですよ」と、ママさんたち。


居室
お次は、居室に伺い、指導風景を見学させていただきました。「入職後は、こんなふうに教育担当の先輩が付き、業務に慣れるまでマンツーマンの丁寧なOJTを行っています。介護の仕事が未経験の方は、力に任せての移乗介助で腰を痛めてしまいがちですから、介護機器・福祉用具を活用した介助方法などもしっかり指導するように心がけています」と、お2人。それは安心です。


マッスルスーツ
入所フロアに戻り、最近導入した「マッスルスーツ」を見せていただきました。どんな機能を持つ介護機器なんですか?「人工筋肉を活用した動作補助ウェアで、こんなふうに装着すると、軽く・安全に・効率的に力を出すことができるため、腰への負担軽減が期待されています。近年、最新テクノロジーを駆使した介護機器がいろいろ登場していますから、積極的に活用しながら『介助負担の軽減』と『業務の効率化』を目指しているんです」。


廊下
つづいて、介護科長さんにAMGの介護職キャリアラダーを紹介していただきました。能力に合った学びができるんですね。「はい。介護部門では、レベルI~レベルIVの到達目標に合わせた研修を開催し、継続的な成長を応援しています。AMGには資格取得支援制度なども整っているため、介護職の6割以上が介護福祉士資格を有し、実習指導者研修・認知症実践者研修・認知症実践者リーダー研修などを修了した仲間も多いです」と、介護科長。


スタッフステーション
スタッフステーションを覗くと、看護師さんが服薬管理をしています。こちらでは医療依存度の高い利用者様も受け入れていますか?「はい。各部署に看護師を手厚く配置し、胃ろうや経管栄養の方なども受け入れていますし、重度認知症ケアや看取りケアにも取り組んでいます。容態急変時の備えも万全で、近隣のグループ病院と密に連携して、迅速に受け入れてもらえているんですよ」と、看護師のお2人。


会議室
お次は、多職種カンファレンスが行われている会議室へ。「当施設では、多職種によるチームケアを推進しているので、施設長・看護師・介護スタッフ・ケアマネージャー・リハビリスタッフ・管理栄養士などの専門職が一堂に集まり、情報共有や意見交換の機会を大切にしています。異なる職種とも同じチームの仲間として向き合っているので、職種の壁がなく、普段からコミュニケーションが活発です」と、お2人。


テラス
つづいて、利用者様と園芸活動を楽しむテラスを案内していただきました。「こちらの花壇や畑は、多職種で結成した園芸部が中心となって管理をしていて、介護看護部長も園芸部員の一人なんです。季節にちなんだ花や野菜を育てていて、夏に収穫する小玉スイカは利用者様から大人気で、毎年みんなで美味しくいただいています」。園芸活動を通して、利用者様と多くのコミュニケーションが生まれているそうです。


テラス
最後は、テラスに多職種の皆さんが集まってくれました。どんな仲間を歓迎していますか?「やる気があって、前向きに仕事に取り組める方なら、年齢・キャリアは問いません。未経験から介護のプロへと成長したい方や、リーダー・管理職を目指したい方なども大歓迎で、将来のキャリアパスを豊富に用意しています」と、皆さん。魅力的な職場ですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――おつかれさまでした。職員定着率の高い介護施設、いかがでしたか?
- 職種の壁がなく、多職種がチームを組んで、地域のさまざまな介護ニーズに応えていました。働きやすさも整っていて、年間休日が120日(+有休)あり、子育てサポートも充実していて、長く働く中で昇給・キャリアアップが目指せる職場なので、職員定着率が高いのだそうです。
――どんな介護スキルが身に付く職場ですか?
- 老健の大きな使命である在宅復帰支援はもちろん、介護予防、認知症ケア、看取り介護など、幅広い知識・技術を身に付けられる職場です。科長・係長・主任などのキャリアパスも豊富で、指導力やマネジメントスキルも高めていける環境でした。
――では、ここはちょっとというところは?
- 介護看護部長としては、新人さんが安心して働けるように、現場の指導力をより高めていきたいとのこと。指導経験が豊富な中堅以上のスタッフの入職も歓迎していて、中途入職者の方には、職場に新しい風を吹き込んで欲しいと期待しているそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 男性スタッフの育児参加にも協力的な職場で、男性介護スタッフの育休取得実績もあるとのこと。仕事と子育ての両立については、男女問わず推進しているそうで、どの部署にも働くママ・パパがいきいきと活躍しているそうです。
結婚・出産後もスキルアップを目指して長く働きたい方
さまざまな職種と連携するチームケアに取り組みたい方